2007年9月18日火曜日

古希を迎えて(昭和27年中学校卒業D組クラス会)

昭和27年中学校卒業生は昭和11〜12年生まれで昨年、今年にかけて古希を迎えました。
医学、食生活の進歩で、世界でも有数の長寿国となった我が国では、男の平均寿命も79歳に達し、70歳は希ではなくなっていますが、世の荒波を乗り越えて70まで元気で生きてきたことを互いに祝おうではないかと声が上がり、昭和27年中学校卒業D組クラス会を9月10日に開催いたしました。
折角の機会に、母校施設の現状を見学させていただこうと、正門玄関に集まりました。同窓山際教諭のご案内で、国際規格の体育館、当日開業の食堂、今月道場開きの国際規格の柔道場など、施設の充実振りを拝見しました。
その後、教室をお借りして、春の叙勲で「瑞宝小綬章」を受章した級友中村嘉宏君に「宇宙開発の夢に向けて(月面を利用して太陽発電衛星をつくる)」と題して記念講演をしてもらいました。
受章対象となった、宇宙における人工衛星の姿勢制御に重要な役割を担うイオンロケット開発の成果と、人口増によって生ずる地球のエネルギー不足の解決策として、月面に太陽光発電所製造施設を設け、発電所資材を月面から月周回軌道に打ち上げ、さらに、地球周りの静止軌道(赤道上空36,000kmの円軌道)までイオンエンジンで運び発電所を組み立てる。その発電エネルギーをマイクロ波にのせて地球に送り、電力エネルギーとして活用しようという夢を、参加した現役高校生とともに拝聴しました。
終了後、明大前駅近くの沖縄料理店「宮古」で懇親会開催。話はいつまでも尽きず、深更まで及びましたが、最後に日本学園校歌を合唱してお開きとなりました。
谷川校長、和田事務長、山際教諭には一方ならぬお世話になり、誠に有難うございました。見学中、元気に歓迎してくれた現役中高生の皆さんに心からエールを送ります。