2017年7月15日土曜日

7:0でコールド勝ち。
第99回 高校野球選手権 西東京大会 第3回戦 

30年振りのシード校となった日学。実に長い道のりでした。それだけに皆の期待は大きい。日学の今日の試合は第3回戦(日学はシード校なので初戦)ですが、例年の倍ぐらいは優に超える応援団(20代の若手から80代と思われる大先輩)がスタンドのあちこちに陣取っています)

会場は町田市小野路球場。プレーボールは10時、対戦相手は勝ち上がってきた都立杉並高校。日差しは強く、まさに真夏の猛暑の中の試合でした。保護者のお母様たちが適宜冷たいお茶を配っていただき嬉しい限りです。吹奏楽部も暑い中を気合の入った演奏を披露。 夏の高校野球の雰囲気を盛り上げます。

試合は1回表の攻撃でいきなり日学は3点を先取。その後何度か追加点を得られるチャンスがありましたが、相手都立杉並高校を崩すまでにはいかず5回まで硬直状態が続き3:0のままの試合展開。均衡が敗れたのは6回表。三番・溝口君のタイムリーで1点を追加して4:0とし試合を動かしたところで、四番・井上君が登場、ここで会心のセンター越えの強烈な3ランホームランを放ち、この回一挙4得点として試合を決めました。ピッチャー小橋川君の力投が素晴らしく、そして内外野の守備も硬く小橋川君をガッチリとサポート、三塁はおろか二塁すら踏ませない守り、杉並高校に反撃にまったくのスキを与えませんでした。7回を終わり7;0で都立杉並を破り日学のコールド勝ちとなりました。

日本学園:300 004 0・・・7
都立杉並:000 000 0・・・0

●次戦の4回戦の日時・会場・対戦校は以下の通りとなりました。
 日時:7月17日(月)・10時開始予定
 場所:町田市小野路球場
 対戦高校:明治学院東村山高校
 OBの皆様のご来場・ご声援を心よりお待ちしております。
 紫外線対策と熱中症対策をお忘れなく。

広報部会 中村 隆        (画像はクリックで拡大できます。)

試合前の日学側応援スタンド
保護者、学園関係者、OBの応援団
野球部応援隊も気合が入ります。
猛暑の中、吹奏楽部の演奏、ご苦労様です。
三番・溝口君のタイムリーなヒット
ピッチャー小橋川君の力投
四番・井上君がセンター越えの強烈な3ランホームランで走者一掃
ナインに迎えられる四番・井上君
試合終了後、両校の健闘を称え挨拶
7:0:でコールド勝ち
 
 

2017年7月14日金曜日

狭山丘陵の東端、八国山緑地へ行ってきました。

米田さんが最近スマートフォーンを買われ、旅先で内蔵のカメラを使って写真撮影を楽しんでおられます。(撮影はとっても簡単、撮った画像はプリントもできますし、メールを使って家族、友人にも送れます)。今回はスマホを使って投稿がありましたのでご紹介します。OBでスマホをお持ちの方、購入を考えている方、この機会にブログに投稿してみませんか。

広報部会
 

月4日(火)、狭山丘陵の東端、八国山緑地へ行ってきました。スマホを買って初めて写真を撮りましたが、写し方をまだあまりらず失敗の連続。なんとか見られるもののみをご覧にいれます。緑地の前に正福寺に行き地蔵堂を拝見。これは国宝です。赤坂離宮(迎賓館)が国宝に指定されるまでは、都内唯一の建物としての国宝でした。八国山の南側のあやめは既に終わっておりアジサイのみが目の保養となりました。八国山は低い細長い丘で一番高いところ(標高89.4m)からその昔、常陸・安房・甲斐など八国が見えたためそのように命名されました。

 28年卒 米田利民


 正福寺地蔵堂
アジサイと仏たち
白いアジサイ(米国種)アナベル
八国山山道

 
 

2017年7月2日日曜日

平成29年7月度 梅窓会 運営委員会開催のお知らせ

平成29年7月度の運営委員会を下記の通り開催いたします。
運営委員・オブザーバー各位のご参集をお願いいたします。
運営委員で欠席の方は梅窓会事務所または出席者へ必ずご連絡ください。


開催日時:平成2978日(土) 14:0016:00

開催場所:803会議室(日本学園内)                      

 
議題

1)  56月度 運営委員会 議事録確認(関口、東ヶ﨑)

2)  部会活動報告〈総務・広報・組織・会計・企画〉(各部会長)

3)  平成296月度 会費納入状況報告(君塚)           

4)  常任幹事会、総会実施総括(宮原)

5)  平成29年度 事業計画の課題遂行について(松永)

6)  日学祭 出展準備について(関口)

7)  その他                            (敬称略)

 

※会議中に「理事会報告」を予定しています。

※会議終了後、「懇親会」をおこないます。(清水幹事)。

                                                                 

以上

2017年6月30日金曜日

日学サッカー部 Tリーグ(高円宮杯)。関東一高(B)に快勝。開幕から4戦全勝 失点0

昨日29日(木)に行われたサッカーT3Aブロック・リーグ戦(T3リーグはAとBがあり20チームで構成)に梅窓会有志の浦山氏と河合氏が応援に行って来ました。レポートをいただきましたのでお知らせします。試合会場は新小岩私学事業団総合運動場という世田谷松原からはかなり遠く、しかも試合開始は午後6時ということで行くだけでも疲れる試合です。応援お疲れ様でした。当然選手達も同じ気持ちだったでしょう。日学の試合相手は関東一高(B)チーム。(B)チームではありますが強豪チーム。関東一高は今回の平成29年度全国高校総体(インターハイ)東京都予選にて強豪國學院久我山との準決勝を勝ち抜き、さらに決勝戦ではインターハイ、関東大会の常連校の強豪チーム実践学園高校にも3:2で勝ち、東京都第一代表でインターハイ出場することになった東京都ナンバーワンの強豪校です。(日学と同様にスポーツコースもあります)。

試合は終始日学がボールの主導権を握り、前半開始早々7分に石田君(2年)のゴールで先制、その後両校とも一歩も譲らずで1:0で前半終了。後半も膠着状態が続きますが後半開始早々の55分に中島君(3年)、アシストは石田君2年)、さらに62分に関口君(2年)が決定打のゴールを決め一気に2点を追加。3:0としました。そして攻め込む関東一高をディフェンダーが退け、結果強豪関東一高(B)には1点も許さず3:0で終了のホイッスル。これで日学は開幕から4戦全勝、負けなしで失点も0で試合を終えました。現在失点0のチームはT1~T3リーグ(40チーム)では唯一日本学園のみで、1点もゴールを許しておりません。これでT3Aブロック暫定2位に浮上しました。(なお下位リーグのT4リーグ(16チーム)に実践学園高等学校 (C)が失点0でいます。)
なおT3BブロックではJ2リーグのFC町田ゼルビアで長年ヘッドコーチを務めていた竹中 穣(たけなか みのる)氏(日本学園OB 1994年卒FC町田ゼルビアユースの監督を務めています。そして同じく4戦全勝で首位をキープしています。日学卒業生者は現在現役でプロ選手、コーチ、監督として活躍しているOBが結構います。いつか折を見てご紹介いたします。
T3Aブロック・リーグ戦の試合は9節ありこれから後半戦が始まります。
次戦は716日(日)午後7時から三菱養和会 巣鴨スポーツセンターグラウンドに三菱養和SCユース ()との対戦です。日本学園の皆様の応援をよろしくお願いいたします。


梅窓会 広報部会  S44年卒 中村隆

2017年6月25日日曜日

「平成29年度 梅窓会 総会」を開催いたしました。

6月24日(土)午後、日本学園の第3号館会議室において「春の常任幹事会」で承認されました議案に関しましての審議をしていただく「平成29年度 梅窓会 総会」を開催いたしました。
梅窓会副会長の君塚晴信氏(S37年卒)の司会進行で定刻通り14時から約40名程の参加を得て総会は始まりました。

総会はまず梅窓会会長髙木光(S30年卒)の挨拶のあと、来賓の理事長堀内優憲氏(S29年卒)から躍進目覚ましい学園の現状報告など、そして新校長水野重均氏(S48年卒)からは新校長としての教育方針などのお話をいただきました。続いて梅窓会運営委員関口直秀氏(S45年卒)の議長のもと、●「平成28年度の事業報告および決算報告、監査報告」。●「平成29年度の事業計画案と予算案」の審議に入り満場一致で承認されました。●今回は例年になく参加者から多くの質問、ご意見などがあり大変有意義な総会が行われました。●会の最後にあたり梅窓会副会長浦山景次(S33年卒)からバスケ部、バレー部が関東大会出場するなど東京都の強豪校の一角に躍進してきたスポーツコースの生徒諸君の活躍が披露され、これをもって閉会の辞とし「平成29年度 梅窓会 総会」は滞りなく終了いたしました。


総会終了後は卒業年代、世代を超えたOB達の交流の場として「懇親会」が同会場にて行われ「平成29年度 梅窓会 総会」は16時過ぎに終了いたしました。
梅窓会 広報部会

 
審議資料に目を通す参加者
新校長水野重均氏のご挨拶
質問や活発な意見が出た総会でした
 
副会長浦山景次氏の閉会の辞
懇親会(ビール風味のノン・アルコール飲料です)
昔話に花が咲きます
     学年を超えた懇親会が続きます

2017年6月21日水曜日

明治神宮に花菖蒲と睡蓮を見に行きました。

去る6月8日に明治神宮内の御苑(入場料500円)で花菖蒲と睡蓮(スイレン)を見に行きました。
丁度見ごろのころで沢山の花好きな方々が訪れていました。
S28年卒 米田利民


 
 
御苑の花菖蒲
明治天皇の思し召しにより昭憲皇太后のために、植えられてものです。現在では、約150種1500株が咲き競っています。 菖蒲には江戸、伊勢、肥後の3グループがあり、ここのは江戸種のものです。
清正井(きよまさのいど) ここは江戸時代加藤清正の屋敷でした。花菖蒲田を遡った木立の中に清水が湧きだしています。この清水が、花菖蒲田を潤し、流れ下って、渋谷川の源流となるそうです。飲んではいけない、さわってもいけない、と注意書きがありました。

南池(なんち)の睡蓮

 

2017年6月11日日曜日

「平成29年度 日本学園梅窓会総会」 6月24日(土)学園にて開催いたします。

「平成29年度日本学園梅窓会総会」を6月24日(土)14時より15時まで日本学園3号館会議室において開催いたします。
議案は●平成28年度事業報告同決算報告。続いて●平成29年度事業計画案●同予算案の審議を予定しております。総会終了後は引き続き同じ会場で、ささやかですが会員間の交流をはかる目的で懇親会も行います。なお総会では、来賓として、堀内理事長、水野新校長にもご出席いただく予定で学園の近況報告等のお話をしていただく予定です。皆様のご出席を心からお待ちしております。

梅窓会 会長 髙木 光


 昨年の総会での審議模様
昨年の総会後の懇親会







2017年6月4日日曜日

平成29年6月度 梅窓会 運営委員会 開催のお知らせ

平成29年6月度の運営委員会を下記の通り開催いたします。
運営委員・オブザーバー各位のご参集をお願いいたします。
運営委員で欠席の方は梅窓会事務所または出席者へ必ずご連絡ください。


開催日時:平成29610日(土) 14:0015:00

開催場所:803会議室(日本学園内)                                        
 

議題

1)  5月度 運営委員会 議事録確認(関口)

2)  部会活動報告〈総務・広報・組織・会計・企画〉(各部会長)

3)  平成295月度 会費納入状況報告(君塚)           

4)  定例評議員会報告〈531日開催〉(浦山)

5)  その他
 
(敬称略)

 
※会議中に「理事会報告」を予定しています。

 また、引き続き15:00から「常任幹事会」の開催を予定しています。

 なお、会議終了後、恒例の「懇親会」をおこないます。(清水幹事)。

                                                                                              

以上

2017年6月2日金曜日

秋留台公園のバラを見に行きました。

5月29日(月)、JR五日市線の秋川駅から徒歩で10分ほどにあるあきる野市市営の秋留台公園のバラを見に行きました。(無料の大駐車場もあり車でも行けます)。公園には110440株のバラが育てられており丁度咲さごろでした。中央には大輪の薔薇、周りにはツルのからんだ小さめのバラを配置、どれもが満開。平日のせいか訪れる人も少なくゆっくりとバラを鑑賞できました。昼食はベンチがありますのでお弁当を持っていくのもいいし、近くの街道沿いの日本そばやで昼食という手もあります。この辺は秋留台といわれているくらい、一面平らな台地が広がり6月下旬ごろから朝採りの名物のトウモロコシが街道沿いで沢山直売されます。
44年卒 中村 隆


 

2017年6月1日木曜日

第17代校長に水野重均氏が就任しました。

梅窓会会報春号87号(5月15日発行)に新校長水野重均校長のご挨拶を掲載いたしました。本ブログにも掲載いたしましたのでご覧ください。


今春より校長を務めることになりました水野重均(しげまさ)と申します。私は昭和48年に日本学園を卒業し、東京電機大学卒業後本校に勤務、平成元年より教科「情報」を担当して参りました。

本校は132年に歴史と伝統をもち、有為な人材を多く世に送り出し続けてきました。建学の精神を礎とし「歴史は古く教育は新しく」をモットーに、新しい時代に相応しい知識や技能を身につけ、徳を以て活用できる人材、世界に恥じない人材をこれからも世に送り出し続けたいと考えています。教育の成果が出るのは時間がかかります。次世代を担う若者達が「21世紀の人材の林」、「22世紀の人材の森」となることを目指し、学校の運営にあたっていく所存です。微力ではございますが、教職員と心を一つにし取り組まなければならない課題に誠心誠意向き合い、本学園のために努めて参ります。母校がより発展していくよう皆様のご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

梅窓会 広報部会

2017年5月28日日曜日

国難の時代、日米親善に命を捧げた駐米大使 斎藤博 vol.2

斎藤博が駐米大使に任命されたのは昭和6(1931)に発生した満州事変、そして翌7年の満州国建国によって日本は国際社会から批判を浴び、ついに83月には国際連盟を脱退するという事態に立ちいたった深刻な状況の時でした。彼はワシントンでの多忙な外交交渉の日々の中で、いったん帰国した1日をさいて母校日本中學を訪問し、後輩たちに日米関係についての記念講演をおこないました。その時の講演内容が今日残されているので、その要旨をご紹介いたします。(引用及び参考文献-日本学園百年史、日本心、梅窓会報)
(写真はクリックで拡大してご覧いただけます。)


斎藤博駐米大使講演
昭和993日 日本中學校講堂

「本日御招きを受けまして、今や三十余年前になります昔の思い出が胸に浮び、うたた感慨の無量なるものがございます。のみならず、本校は私にとりましては、父の代から長い縁のつながるもの。ここに皆様の元気に満ちた御顔を拝見しながらお話申してゐます私には、言葉に尽くせない懐かしさ嬉しさで一杯でございます。皆様の帽子、あれに付けられている八咫の鏡、これは申し上げる迄もなく、日本の歴史上重大な意味のあるもの。…八咫の鏡を帽子の徽章にしてゐられる皆様は、誰よりも自らを省みるといふことをリマインドされているわけでございませう。かうして自省、反省といふことを朝夕教へられてゐる皆様は、今も校長先生が仰ったやうに季節も秋に入り燈火親しむべき折でもありますから、ますます御勉強下さって、やがて国家のために御奮闘なされる準備を十分整へられんことを、お願ひいたします。…目下重大とされてゐます日米関係について簡単にお話し申しませう。わが日本とアメリカとの関係と申しましても、今日大切と思はれるのは次の二つでございませう。一つは満州問題に関するアメリカの態度は何うであるか。もう一つは日米間の通商問題であります。最近の世界の歴史をひもときましても、通商問題が原因になって戦争の始まったことは度々ございますから、なかなか重大な問題。この二つにつぐのが長年の懸案であります移民問題。このほか、ヨーロッパの諸国にも関係のある海軍の軍縮問題がございます。これ等に就きまして簡単に御説明申しませう。」

と述べ、アメリカの満州に対する日本外交の問題のなかで具体的に例証しつつ、平和的にアメリカが満州国を承認するであろうとする斎藤の外交上の自信を表明し、また移民問題の解決も明るいことなどを紹介している。その他通商上の問題、海軍軍縮問題などにもふれた上で最後に次のように結んだ。


「之を要しまするに、日米間に政治的に見ましても、経済的に見ましても、剣をとって争はねばならぬと云うふやうなものは目下の所一つもございません。のみならず、アメリカ政府は『何処迄も仲良くせよ』と唱へて居る。大統領の言葉をかりますればグット・ネイバー・フッド、善隣主義、皆仲良くしようと云ふ主義を採って居りまして日本が根本精神として侵略と云うやうなことを考へずに、本当に東洋に立派な平和を確立し、安寧秩序を確立すると云う大方針を持って進んで行きますならば、そして、その点から世界の平和に貢献すると云う行き方を採るならば一つも心配することはない。世界各国をして納得せしむることが出来る。
又私は小さな力であるが、アメリカに於て彼の国の人々に其点を納得させる。私はさう云ふことを自分の任務と心得て是から赴任致しますが、就きましては、背後に諸君、日本中學校の諸君ありと云ふことを時々想ひ出して、私の励みにしたいと思って居ります。ご清聴下さいまして、まことに有難うございました。」
(日本中學校『日本心』第四巻、第九号-昭和9年9月20日発行)

日本中學校-淀橋校舎前にて記念撮影
前列中央が斎藤大使、その左が猪狩又蔵第三代校長 

斎藤大使が父子二代にわたって日本学園とかかわりあい、またいかに母校を愛していたか、講演の冒頭末尾の部分で理解できるところであります。最後に次のことを付記いたします。一号館を設計された早大の今井兼次教授がヨーロッパ留学の帰路、アメリカに立ち寄り、当時ニューヨーク総領事であった先輩の斎藤を訪ねた時の話です。

「大先輩で後の斎藤博駐米大使をお訪ねした時、書斎の書棚は全部愛読の洋書で埋め尽くされて居りました。そして、その中にただ一冊だけしかも杉浦重剛伝の和書名が私の目を射ぬきました。この一事で斎藤博大使がいかに母校の創立者である杉浦先生を尊敬していたかは今更多言を要しない。」
(日本学園梅窓会報第四号-昭和3677日発行)

多摩霊園に眠る斎藤大使。墓石の傍に杉浦重剛先生が愛した白梅の木が植えられ、慈しむように花が咲いておりました。また左の碑には友人代表として吉田茂元首相の名が刻まれています。2月26日命日の翌日2017.2.27撮影。

日本学園資料室委員会
梅窓会広報部会

2017年5月24日水曜日

国難の時代、日米親善に命を捧げた駐米大使 斎藤博 vol.1


偉大なる先輩の鎮魂歌を収めた貴重なレコードを入手しました。

レコードと歌詞カード(昭和14年・日本コロンビア社制作)

斎藤博は太平洋戦争直前、まさに風雲急を告げる時代に駐米大使として赴任し、日米の和平に力を尽くした方であります。学園資料室委員会ではこの程、斎藤氏の鎮魂歌を収めた当時の貴重なSPレコードを入手。音源のデジタル化に成功し、梅窓会Youtubeチャンネルにて公開させて頂くことが出来ました。レコードには本人の写真と日米の国旗がプリントされ、A面は大使への哀悼を表す荘厳な曲「Ambassador Saito's Return」、B面は遺骨を護送した米国巡洋艦リッチモンドターナー艦長と乗員へ感謝を込めた詩「Dedicated to Captain Richmond Turner of The"Astoria"」が収められています。作詞 ヨネノグチ(野口米次郎)、作曲 山田耕筰により昭和14年5月に制作され、当時の世界的なソプラノ歌手 宮川美子が歌っています。なおこのレコード音源公開にあたって、制作会社の日本コロンビア 斉藤様より歌詞カードデータをご提供頂きました。この場を借りて厚く御礼申し上げます。

<駐米大使・斎藤博の遺骨が日本に帰り着いた日>
<よくぞ送ってくださった・唄 瀬川伸>

USS ASTORIA CA34 ~The Saito Cruise 1939~
アメリカから日本まで、遺骨を護送する模様が写真掲載されています。<アメリカ・アストリア号の功績を伝えるサイトより>


斎藤 博
明治19年に生まれ、同36年、旧制日本中學主席卒業。その後、東京帝国大学法科卒業し、領事官試験にトップ成績で外務省入省。省内でも卓越した語学才能を持ち、将来を嘱望された。大正時代には日本中學の先輩となる吉田茂とコンビを組み、パリ講和会議、ワシントン会議、ロンドン海軍軍縮会議の全権団に加わり、豊かな国際経験を積む。昭和9年、険悪化した米国との関係を立て直すため、駐米特命全権大使に抜擢され、米政府や財界との折衝、日本文化を紹介する書物や映画を制作するなど寸暇を惜しまず尽力。昭和12年、日本軍機が米国艦船を撃沈したパネイ号事件では、本国の訓令を待たず、自らの責任において全米放送枠を買い取り、堪能な英語と真摯な言葉で謝罪し平和を訴え、米国民の怒りを鎮めた。昭和13年、近衛文麿首相より外務大臣就任の要請を受けるも激務による体調悪化により辞退。翌年2月療養先のワシントンのホテルで肺結核により他界。ルーズベルト大統領と米国政府は彼の死を哀惜し、最新鋭の巡洋艦アストリア号にて遺骨を護送させて最高の敬意を表した。棺は大統領から贈られた花と日章旗、星条旗によって包まれていた。母校日本中學からは猪狩校長と教員および第5学年代表が横浜港に到着したアストリア号を出迎え、翌日営まれた外務省葬には全生徒が参列した。日米開戦のわずか2年半前のことであった。


鎮魂歌 Ambassador Saito's Return(昭和14年)

*学園第15代校長の谷川平夫氏が2008年8月15日に「終戦記念日・生徒諸君への手紙」と題して、斎藤大使について取り上げています。

*アストリア号はその後、太平洋戦争に参戦することとなり、1942年第一次ソロモン海戦で日本海軍と交戦。多数被弾し同年8月9日に戦没。海軍に詳しいブロガーが大使とともにアストリア号乗員についても触れています。
ネイビーブルーに恋をして「重巡洋艦アストリアの運んだもの」
<2011.12.25投稿記事>

日本学園資料室委員会
梅窓会 広報部会