2012年11月8日木曜日

倶進Vol.59

「南仏プロヴァンス・リヴィエラへの旅」Ⅱ 

S28卒 米田利民

④10月18日(木) ローマ時代の水道橋「ポン・デュ・ガール」見学。ガール川にかかる橋、高さ49メートル、長さ275メートル。ローマ時代、退役軍人が多く住むニームという町へ毎日2万リットルの水を供給するために建設。ユネスコ世界遺産。その保存状態のよさに驚く。アルルへ、ゴッホの描いたはね橋(復元)、古代の円形競技場(今でも年に2回闘牛が行われる)、ゴッホの「夜のカフェテラス」を描いた場所等を見学。夕食は円形競技場のすぐ隣のレストランにて。その昔、町の人から嫌われたゴッホが今や「ゴッホ様々」である。

ポンデュガール

ゴッホの描いた跳ね橋【復元】とその脇のゴッホの絵についての説明図

ゴッホの描いた「夜のカフェテラス」の場所 

⑤10月19日(金) まずドーデの風車(実物ではない)見学。次いでボーBauxの岩山へ。昔、ボーキサイト(bauxite)が採れた所(baux + ite = bauxite)。中世(11-14世紀)に山城のあった所。昔の武器(城門毀し、投石機など)の模型がおいてある。石の階段を登り山城のてっぺんへ。ヴィクトアール山が遠くに見える。広い平野の絶景。天草の乱の「原城」を思い出した。夏の音楽祭で有名なサン・レミの町へ。散策後、ゴッホが療養していた精神病院へ行き彼が滞在していた部屋を見る。病院の庭・通路にゴッホの描いた絵のレプリカが大きく飾ってある。昼食後、エクス・アン・プロヴァンス【エクスと略】へ。

エクスに到着しセザンヌのアトリエへ行く。彼が死ぬまで使っていた所。彼自身で設計し、グレイの壁は彼が塗ったもの。白・黒の他に緑とオーカーが混ぜてあるそうだ。床は光の反射を防ぐため板敷。その後、セザンヌがヴィクトアール山を写生した高台へ行く。ヴィクトアール山が遠くにくっきりと見える。彼はその山を60枚以上も描いた(印象派風⇒抽象画風)。次いでエクスの街を散歩。紀元前123年に建設。大学もあり若者が歩く明るい街である。エクスは水の街で噴水が100もある。目抜き通りのミラボー通りにも4つある。エクス泊。

ボー山城の中世の武器【投石機など】

 ゴッホが入っていた精神病院にあるゴッホ像

 セザンヌが描いた場所からのサンヴィクトアール山


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