2012年11月14日水曜日

倶進Vol.61

「南仏プロヴァンス・リヴィエラへの旅」Ⅳ 

S28卒 米田利民

⑨ 10月23日(火) 朝食後、バスでイタリーへ。今まではフランスのバスにフランス人のドライヴァー。これよりイタリーナンバーのバスにイタリー人の運転手。タコメーターによる規制が厳しく、サービスエリアで休憩しても「出発まであと2分待って下さい」などといわれる。地元のガイドさんもフランスでは日本人だったのがイタリーではイタリー人(英語の説明を添乗員さんが和訳)。1時間で国境を越えジェノヴァへ。車窓からの風景もフランスと異なりビニールハウスが多く見られる。花を栽培しているそうだ。添乗員よりジェノヴァの歴史を聴く(スペインとのタイアップ、ベネツィアとの対抗関係、新大陸発見の恩恵)。ジェノヴァ着。街の中の昔の貴族の多くの建物が今は市役所や銀行などとして使われている。美しい天井。立派な柱。

ジェノヴァ、昔の貴族の豪邸のひとつ

ジェノヴァの街並み 港には豪華船が停泊 

昼食後、Santa Margherita Ligure という大きな湾内にあるホテルへ(今日より2連泊)。チェックイン後、マイクロバスでポルトフィーノという入り江にある景勝地へ。アメリカの俳優が隠れ家的に遊びに来ていた所で20年前頃から開発された。小高い半島に石造りの小城がある、絵になる所。

ポルトフィーノの景勝 

⑩ 10月24日(水) 今日はリヴィエラ海岸にある「五つの小村」(Cinque Terre ツィンクエテッレ)のうち4つを訪ねる。いずれも外敵を避けるため絶壁のような急傾斜の土地に村をつくり中世がそのまま残ったような所。海岸沿いに小さな道(「愛の小道」という)を歩ける所であるが、先日の豪雨で道が崩れてしまった。バスでラスペッチエというイタリア鉄道の駅へ行き次の駅、「リオマッジョレ」で下りる。大勢の観光客。集合時間を決めて駅より海岸へ小さい商店街を抜けて行く。今日のガイドさん(女性)は英独仏語をしゃべり、村上春樹の小説が大好きという国際派。春樹同様ジョッギングを楽しむ。「降りては乗る」を繰り返し4番目の駅近くで昼食。その次の駅で待っていてくれたバスに乗りホテルに帰る。

村のうしろは段々畑(チンクエ・テッレ) 

泳いでいる人もいる(同上) 

チンクエ・テッレの一駅、トンネルの多い所、大勢の観光客 

⑪ 10月25日(木) 今日も快晴、高速に入ると霧。濃霧で飛行機が飛べないと困るなと思ったが、ミラノに着いたら霧は晴れた。アムステルダム乗り継ぎで10月26日(金)正午まえ、無事成田到着。今回の旅は晴天続きで、寒くなく(実際海岸で水泳している人もいた)、連泊も多く比較的楽な旅でした。参加人数も少なく旅なれた人が多く楽しく過ごせました。添乗員さんも(39歳、男性)親切で勉強家、話題豊富、気がきいて素晴らしかった。多謝。

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