2010年3月14日日曜日

2月のグラウンド

人呼んで「日学砂漠」。S56広報部員の在学中、日本学園の土のグラウンドには、そんな不名誉な名前が付けられていました。風の強い日には白い土埃が渦を巻きながら校舎へ襲いかかり、窓を開けようものなら教室中がザラザラになりました。文化系クラブ部員であったS56広報部員は、ついにこのグラウンドの機能的優位性を理解せずに卒業しましたが、今にして思えば、それは水ハケの良い土であることの証ではないのか、とも思えます。この辺りは運動部中退の同期A氏に確認したいところです。

さて、カメラを手に久しぶりの日学砂漠を見渡してまず驚いたのが、あの日から30年の風雪に耐えてきたプラタナスの成長ぶり。在学中も大きな樹だなぁ、と思って見上げたものですが、今では息をのむほどの巨大化を遂げていました。生徒諸君の姿と比べてください。その大きさがお分かりになるはずです。日本学園にはシンボルと呼べる巨木が多々ありますが、このプラタナスはグラウンドを疾駆するスポーツマンたちをずっと見守ってきた、いわば寡黙な監督のような存在かもしれませんね。冬の日学砂漠にしっかりと根を下ろし、枝を天空に広げるプラタナス。その足元では砂塵をものともせずに走る生徒たちの逞しい姿がありました。
S56広報部員
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