2012年1月23日月曜日

昭和11年度(1936年)当時の生徒募集の案内広告。

今年も例年どおり1月も後半になりますと私立中学・高校の入学試験の願書受付が始まっております。 近年人気急上昇する日本学園も中学は1月20日から、高校は1月18日から入学願書の受付がすでに始まっております。さて日本学園は100年以上も前から実施している入学試験ですが、昔の生徒募集の広告はどんなものだったのでしょうか。

ここにお見せするのは「日本学園百年史」に掲載されています昭和11年度(1936年)の旧制日本中学校の生徒募集のお知らせです。ちょうど新宿の淀橋校舎から現在の世田谷松原校舎に移転する時のもので、我々OBからしてみると実に興味深い内容です。願書は現淀橋校舎と新松原校舎両方で受け付けるという受験生には優しい配慮、そして試験は斬新な松原新校舎(OB今井兼次設計)で行うと受験生には嬉しい内容で書かれています。地図にある私鉄の路線名、駅名も現在と異なるものもあり歴史を感じる内容です。

実に今から76年前に現在の松原校舎にての「第1回目の入学試験」が行われたということになります。そしてここで学び、巣立ち、日本の政官界、経済/産業界、芸術、スポーツ、文化の分野で優れた業績を残している多くの逸材を現在も脈脈と輩出しております。
この歴史と伝統を持つ男子校、日本学園中学・高校へ入学を希望する受験生のみなさん、体調管理を万全にしてベストを尽くしてください!日本学園OBも応援しています。

昭和11年度(1936年)当時の旧制「日本中学校」生徒募集の案内広告 
(上部が募集案内で下部が地図の構成になっています) 

校門横に張られた平成24年度の生徒募集の案内 
(校門左側に中学、右側に高校の案内があります。) 

淀橋校舎から松原校舎へ移転当日の昭和11年4月6日の朝。 
左端から教職員、5年生、4年生・・・と続く。 
右端には松原校舎で試験を受けて合格した中学1年生達。


広報部会 S44卒 中村 隆 

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