2014年5月29日木曜日

「漢の花園」Vol.48皐月-最終回

母校に咲き誇る四季の花と豊かな自然の姿をお届けしてきた「漢(オトコ)の花園」。みなさまの応援に支えられて、連載48回目を迎えることができました。本当にありがとうございます。4年間をかけて四季折々、母校の森を彩る立役者を紹介して参りましたが、それもほぼ一巡したようです。そこで今回を持ちまして『漢の花園』を休載することにいたしました。

日本学園の森、それは変貌し続ける首都・東京に残された武蔵野の面影をとどめる『奇跡の森』であり、この地で七十有余年の歴史を刻んできた母校だからこそ守り育てることができた『宝の森』でもあります。かつて日本学園の生徒であった私は、その価値に気付かず、教わることもなく卒業しました。それから三十数年の時を経て母校を訪れたとき、私が何よりも瞠目し、感動したのは長い年月をかけて見事なまでの共生関係を構築している森の姿でした。

そこには一時しのぎの植栽計画では創出不可能な野生の営みがあり、都心のライバル校が望んでも手することができない、エキサイティングな発見と学びのフィールドがありました。この森を末永く健全に育んでいく、それも私たちOBや学園関係者の責務だと思います。そして最も大切なことは、日本学園に学ぶ生徒たちが、この森の成り立ちと貴重な自然を誇りに思う、そんな『日本学園ならではの発見や学びの機会』をOB・学園関係者が知恵を出し合い、提供していくことではないでしょうか。

最終回は過去に紹介した5月の花の中から、もういちどお見せしたいものを選びました。さらに広報部会の仲間が『100周年記念学園歌』にのせて、素敵な『漢の花園Movie』を制作してくれました。ぜひご覧ください。母校の森、それは日校健児のごとく、優しく、気高く、たくましく、花も実もある『漢の花園』です。いつかまた『漢の花園』でお会いしましょう。その日まで、ごきげんよう、さようなら!

シラン(紫蘭・ラン科) 

ヒナゲシ(雛芥子・雛罌粟〔コクリコ〕・ケシ科)

ジャスミン(素馨・モクセイ科)

バラ(薔薇・バラ科)

ムラサキツユクサ(紫露草・ツユクサ科)

シュンギク(春菊・キク科)




広報部会 S56卒 永澤

3 件のコメント:

青蛙 さんのコメント...

永澤さん、長い間本学園の自然を余すことなく活き活きと草花を通して学園の素晴らしさをOBだけでなく父母、先生方に見せていただきました。生徒たちもこの素晴らしい自然環境の中で勉学に、またスポーツに大いに励ましを与えてくださいました。自然の大切さをいつまでも大事に守っていきたいものです。
100年記念学園歌に乗せての美しい花の数々とそれを豊かに表現したカメラワークに感心しました。ありがとうございました。                 S37卒青蛙

匿名 さんのコメント...

近隣のOBですが、日本学園にはこんなに綺麗な花々が咲いていたのですね。しばらく遠ざかっていましたが、懐かしい学校に顔を出してみようと思います。

匿名 さんのコメント...

素晴らしいお写真の数々でした。ありがとうございました。

在校生の母より