母校のシンボルとして、国の有形文化財として、これからも学園の歴史を見つめ続ける一号館ですが、同じく今井兼次先生の作品で、母校をあげて大切にされている学校建築は多々あります。
今回ご紹介する「東洋学園大学フェニックスモザイク」もそのひとつ。
同大学の前身である「東洋女子短期大学(旧制東洋女子歯科医専)」の校舎壁面を飾るシンボルとして昭和36年に完成しました。
フェニックスモザイクは、建築というより芸術作品であり、そこには同校の生徒たちに注ぐ想いと今井先生のこだわりが込められています。大学の新校舎建設時にも旧校舎時代と同じ位置に設置され、平成20年には文京区の「景観創造賞」を受賞したフェニックスモザイク。
現存する今井先生の作品の中でもユニークな存在であり、場所も本郷の壱岐坂という交通至便な所にあります。
学園内には惜しまれつつも解体された他のモザイク4作品の写真を展示した学園史料展示室もあるそうです。
この夏、都心へ外出されたついでに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
詳しくは東洋学園大学HPへ!