2月初旬から、いよいよ日本学園の入学試験が始まります。
情報を見極め、信じられる受験校選びを
近年、首都圏では中学校を新設する私立校が爆発的に増えました。
また、インターネット等の普及に伴い、各校の情報も手軽に
入手できるようになりました。この状況は受験生の保護者のみなさまにとって、
志望校も、その選択に役立つ情報ソースも増え、喜ばしいことだと思います。
しかし、学校数や情報ソースが増えたとしても、
最終的にご子息が入学する学校はひとつ。だからこそ、
氾濫する情報に惑わされることなく、ご自分の目と耳で確かめ、
信じられる学校を選ぶ姿勢が、より重要度を増しているのではないでしょうか。
昭和25年・日本学園中学校の新入生たち
日本学園は都内私立中学教育のパイオニア
日本学園は昭和23年(1948年)、新学制に伴い、
旧制日本中学校から日本学園中学校・高等学校となりました。
中学校は戦後の公立中学入学者の増加等により、
昭和41年から一時休眠しましたが、平成8年に募集を再開。その歴史を見ても、
日本学園は都内に私立中学がほとんど無かった時代から、少数精鋭の
中学教育を推進してきたパイオニアであることがお分かりいただけると思います。
昭和26年・OB吉田茂首相の来校を歓迎する生徒たち
日本を動かしてきた先輩たちを誇りに学ぶ生徒たち
創立から125年の歴史を誇る日本学園。
その歩みは日本の近現代史を映す鏡である、と申し上げても過言ではありません。
時代を動かしてきた綺羅星のごとき先輩たち。
最近では、その事実を知らずに入学し、入学後に保護者共々驚いた・・・
という生徒たちもいるようです(笑)。次世代をリードし、社会に貢献する
有為な青年を、ひとりでも多く世に送り続ける。それが日本学園の伝統です。
在校生は教科書やマスコミで紹介される先輩たちの活躍を誇りに、
僕もいつかは・・・という思いで日々勉学・スポーツに励んでいます。
昭和48年・長蛇の列を作る、日学を目指す受験生と保護者
揺るぎない信念で、個性を伸ばす男子教育を推進
近年、共学化する私立の男子校・女子校が増えています。
その中には、少子化に対応した安易な経営戦略としか思えない
ケースも見受けられます。共学にも男女別学にも、それぞれの良さがあり、
一概にどちらが優れているとは断言できませんが、大切なことは、
”いかに明確な信念と教育内容で共学・別学を推進しているのか”
ということではないでしょうか。また、共学化が広がる中、
昨年の「第1回男女別学教育シンポジウム」では、
別学による学力アップの効果が報告されています。
男女別学は今、改めて脚光を浴びつつあります。
日本学園は伝統ある男子校であり、ブレない教育を貫徹する希少な存在として、
今後、ますます注目されることは間違いありません。
生徒に声をかける谷川校長。少数精鋭教育がもたらす効果は計り知れない
OB・訪問者の心を動かす、生徒・保護者の笑顔と真剣味
私たち梅窓会は日本学園の発展をサポートするOB組織であり、
ここ数年、その活動は活発化し続けています。
なぜ私たちは手弁当も辞さず、学園の発展に協力を惜しまないのか。
その理由は、現在の母校と生徒たちの姿に、
校史に刻まれるであろう大きな飛躍への勢いを実感しているからです。
私たちはミーティングや取材、クラブ活動の応援等で頻繁に学園を訪れます。
そのたびに見かけるのが、生徒と保護者の明るい笑顔と
何かに打ち込む真剣な眼差しです。
そこには”日本学園を選んで本当によかった”という「気」が満ちています。
だからこそ、私たちOBも応援したくなるのです。
これはOBの欲目を排した真実です。
笑顔や真剣味は単なる数値目標やシステムから生まれるものではありません。
それは実際に日本学園のキャンパスを訪れていただければ、
必ずや感じていただけるはずです。
受験まであと半月。
私たち梅窓会は、桜咲く4月のキャンパスでご子息を
後輩としてお迎えする日を楽しみにしています。
梅窓会 広報部会