インターハイ予戦都大会1回戦 対駒澤大学高校戦
●快晴の5月12日(日)。午後2時より町田にあります都立野津田高校グラウンド
で行われました「インターハイ予戦都大会1回戦」での日本学園サッカー部の活躍を
レポートいたします。今日の対戦相手である駒澤大学高校は平成22年度全国高校サッ
カー選手権大会に東京代表として出場しており、現在東京都サッカー実力校の集まり
のリーグ戦であるTリーグ(高円宮杯U-18サーカーリーグ。東京都サッカー協会
主催:通称Tリーグ。T1・T2・T3まで3ランクあります。)のT1リーグに属
しており現在4勝1敗、勝ち点12でトップを独走している強豪校。対する日本学園
はその下のT2リーグに属しており、まだ1試合しか戦かっていないが勝ち点は0で
順位は8位である。初戦からT1リーグトップ校との対戦となった。
●多摩丘陵の緑に囲まれた今日の都立野津田高校グラウンドは、昨日の天気とは打っ
て変って抜けるような青空の五月晴れ。まさにサッカー日和。試合前から、グラウン
ドの周りには駒澤大学高校サッカー部員の異常な多さに圧倒される。さすが強いチー
ムは部員数も圧倒的に多い。日本学園の3倍はいると思える人数である。(駒澤サッ
カー部HPによると200名の大所帯とある)この中からレギュラーになるのは並大
抵ではないなあと余計な心配をしてしまうほどの部員の多さである。試合はしかし、
五月晴れとはいかなかった。開始5分頃、一瞬の油断でスルスルッと駒沢に右サイド
から攻められ、強烈なシュートで押し込まれ1点ビハンド。いつもの悪い癖が出てし
まった。日本学園は先月4月7日の関東大会東京都予選戦での早稲田実業との試合と
同じように動きが硬く、ボールを奪われる場面が多く、その後も次々と攻め込まれ、
ドキドキの試合運びとなった。駒澤お得意の素早いプレスと素早いパスサッカーでそ
の後も攻め込まれゴールポストに当たって救われる場面も2度もありピンチの連続で
あった。前半は駒澤のピッチに入り込んでの攻撃が少なく、シュート数も少なく終始
駒澤に主導権を握られた試合運びとなってしまった。
●しかし後半はガラッと変わり、互角の戦いとなった。なんとか1点返したい日本学
園。動きは前半より良い。開始15分、ゴールに近いところからのセットプレーで同
点になりうる場面があったが、ボールは空しくゴールを外れていった。さらに開始3
0分過ぎにもカウンター攻撃からゴール前に果敢に攻め込み1点奪える場面が3回連
続であったが、これまたボールはどれも僅かにゴールを外れていった。駒沢のピッチ
に入り込んでの攻撃も多くなり良いところまで行くのだが、あと一歩攻めきれない。
その後も攻めたり攻め込まれたりで一進一退のスコアレスの試合運びとなった。ここ
で空しくピッチにホイッスルが響き試合は終了してしまった。開始5分に奪われた1
点が実に悔やまれる試合であった。最後までゴールを奪えず今年の日本学園のイン
ターハイ予戦都大会は終わってしまった。
●しかしT1リーグでトップを走る強豪校に1点入れられましたが、それ以上点を許
すことなく戦うことができた日本学園サッカー部の選手達はよく踏ん張り戦いまし
た。力一杯戦いました。今日の試合は今年で一番の出来だと思います。現場にいたサ
ポーターの方々はこれから戦力がグングン伸びていくのは間違いないと思ったのでは
ないでしょうか。
さて今後の日本学園サッカー部はT2リーグでの強豪校との対戦が続々と控えており
ます。今日の試合を糧に日学サッカー部らしく力強く戦い、勝利してほしい。サポー
ターの願いをパワーに変えて日学魂でがんばってください。「翔け抜けろ! 日校健
児」。サポーターの皆さん、次のT2リーグもまた大事な一戦です。ぜひ会場まで足
を運んで日学サッカー部への絶大なる応援をよろしくお願いいたします。
最後に日本学園梅窓会OBの方々、貴重な休日にもかかわらず応援に駆けつけて
いただきありがとうございました。
前 半 後 半 合 計
日本学園 0 0 0
駒澤大学高校 1 0 1
試合前の日本学園フィールドプレイヤー
エンジンを組んで勝利を誓う
相手ピッチで素早くパスをつなぐ
ボールを奪いパスへ(向う側は200名の駒澤サッカー部員たち)
コーナキックからゴールを狙う
広報部会 S44卒 中村