全国高校サッカー選手権大会・東京都6地区予選三回戦 8月18日
●前回の学芸大学付属高校との試合と同様に本日も真夏の太陽が照り注ぐ東京。対戦相手は同じ世田谷区にあるスポーツの盛んな日大桜ヶ丘高校。両校とも都大会に進むには大事な一戦、「全国高校サッカー選手権大会東京都6地区予選」の三回戦だ。
●会場の駒沢第2球技場は人工芝、観覧席、電光掲示板、トイレもあり、高校球児にとっては第一級の球技場、周りは緑に囲まれた素晴らしい環境。対戦相手は前回の2回戦で相手を15対0の大量得点で勝利し波にのっている日大桜ヶ丘高校。朝から温度計も「うなぎのぼりの34度」。灼熱の太陽が照りつけるピッチにホイッスルが鳴り響き9時30分、予定通りキックオフ。熱中症防止の為35分ハーフの途中給水タイムがある過酷な環境での試合のスタートだ。本日もメガホンを手に応援の日本学園サッカー部1・2年生、サッカー部の父母は勿論、去年卒業した日本学園サッカー部OB、30代~50代のOBも応援に来ている。
●先制点は日大桜ヶ丘、開始10分日本学園のペナルティーエリア内にて思わぬハンドを取られ、PK(ペネルティーキック)を与えてしまい1点ビハインド。キーパーは一旦ボールを抑えたが、コロコロッと入ってしまった。不運な1点であったが我が日本学園、気持ちを引き締めここで反撃開始、入ったかと思ったゴールポストに当たる惜しい強烈なシュートもありここで給水タイム。そして前半終了間際、日本学園は左サイドからのボールをヘッディングで上手く合わせ相手ゴールに叩き込み1点、日本学園1-1日大桜ヶ丘の同点にし前半終了。
●後半は10:13スタート、開始10分日本学園は右サイドから攻め込んだミドルシュートがフワッと上がりキーパーをかわし技ありの2点目、日本学園2-1日大桜ヶ丘と逆転。しかし相手も果敢に攻めて来る。後半19分に日大桜丘ゴール 右からのFK(フリーキック)にヘッドで合わせられ日本学園2-2日大桜ヶ丘に同点とされてしまう。日本学園ここでひるむことなくどんどん攻め込みシュートを展開するも大きくゴールポストの上を越えていく場面が多くなる。この暑さで足首の筋肉も疲労しているのだろう。
●しかし開始29分、後半から投入された選手が会心の逆転シュート、日本学園3-2日大桜ヶ丘と勝ち越し。応援席から大きな声が会場にコダマする。ここからは我が日本学園のペースでの試合運びとなった。そして同じように後半から投入された選手が開始34分、自陣からの早いリスタートで裏に抜けてドリブルであっと言う間にゴール、日本学園4-2日大桜ヶ丘と2点リード。そして4点目を入れた選手が再び開始35分、左サイドから巧に相手ディフェンダーをかわしドリブルで持ち込んでここでも見事なゴール。あちこちの応援席から歓声が響き渡る。日本学園5-2日大桜ヶ丘と大きく突き放す試合運びとなった。ここで気持ちを緩めず3点目のハットトリックを狙い得意のドリブルでシュートを打つが得点ならずここで試合終了、日本学園5-2日大桜ヶ丘の大差で勝利した。学芸大学付属高校に続き日大桜ヶ丘にも勝って、2連破となった。コンクリートの応援席もそして人口芝のピッチ表面もおそらく40度を越えていただろう過酷な環境での試合でした。両校の選手・応援の皆様、本当にお疲れ様でした。
●試合を振り返ると前回15日の疲れのせいか、前半の日本学園は比較的おとなしいサッカー内容であった。しかし後半はエンジン全開、いつもの日本学園サッカー部らしいアクティブさを取り戻し、思い切りのいいサッカーで相手ピッチに攻め込む試合内容になった。次はどんな試合を見せてくれるか楽しみだ。
●続く四回戦は同じ駒沢第2球技場で8月21日(水)午後5時キックオフ。対戦相手は都立町田高校。都大会出場を掛けての一戦です。OBの皆さん、会場に足を運んで快進撃を続ける日本学園サッカー部の応援をお願いいたします。
梅窓会 運営委員 浦山、中村
文と写真:中村