2013年8月5日月曜日

速報!この秋・日本学園OB・巨匠『横山大観展』開催!

来たる10月5日(土)から横浜美術館にて東京英語學校(現・日本学園)・第一期卒業生であり、近代日本画壇を代表する巨匠・横山大観の作品約120点を一堂に集めた『横山大観展』が開催されます。


【東京英語學校と横山大観】
横山大観(在校時:酒井秀麿)は、府立第一中学校(現・都立日比谷高校)を優秀な成績で卒業し、東京大学予備門と同予備門附属の英語専修科の両方を受験しました。しかし当時、両方の受験は禁止されており、この件の発覚により、横山大観は受験資格をはく奪されてしまいました。このとき東京大学予備門長であられたのが日本学園校祖・杉浦重剛先生であります。横山大観を含め連座した十数名の学生は、そろって杉浦先生の門を叩いて陳情に及びましたが杉浦先生は会われませんでした。この事件で再受験への意欲をなくした横山大観は、遊んでいるわけにもいかず、1885年、東京英語學校(現・日本学園)に入学します。そして東京英語學校在学中に画家・渡辺丈三郎から遊び半分で鉛筆画を習っているうちに絵が好きになり、東京英語學校の3年課程を修了した1889年、開校したばかりの東京美術学校(現・東京芸術大学)の一期生として入学しました。横山大観は、母校の自由と創造を尊ぶ気風の下で才能を開花させた、シンボリックなOBのひとりといえるでしょう。ワールドクラスの名だたる芸術家を輩出し続ける日本学園。一人ひとりに秘められた豊かな才能と引き出す校風は、創立から今日まで脈々と受け継がれる母校の良き伝統です。


         秋色<1917年・大正6年>

『横山大観展』では、良き師・岡倉天心から薫陶を受け、大正期に共に歩んだ良き友4人、今村紫紅、小杉未醒(放庵)、小川芋銭、富田渓との交流から作風を飛躍的に発展させていった横山大観の「良き師」「良き友」との関わりを読み解きながら、約120点の作品で明治から昭和初期までの大観芸術の魅力に迫ります!日本学園・美術部の諸君はもちろん、OB諸兄お誘い合わせの上、ぜひお出かけください!

『横山大観展』

開催期間:平成25年10月5日(土)~11月24日(日)
開催時間:10:00~18:00(休館・木曜日)
開催会場:横浜美術館(みなとみらい線『みなとみらい駅』3番出口徒歩3分

『横山大観展』オフィシャルサイトはこちら!
9/1まで先行ペア前売り券も発売中!
http://www.taikan2013.jp/

梅窓会 広報部会

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