2011年1月12日水曜日

「漢の花園」ANNEX(梅窓‐冬旱)

今年は殊の外、寒い新年となりました。
2011年も「漢の花園」をよろしくお願い申し上げます。

さて、バスケ部東京都ベスト8決定など、ここ数日、
寒さもぶっ飛ばすほどヒートアップする梅窓会ブログ。
その一方、学園の森は静かな冬枯れの季節に入りました。
冬来たりなば春遠からじ・・・。新年最初の「漢の花園」は、
そんな想いを抱かせる、梅窓会のシンボルからスタートしましょう。

ウメ(梅:バラ科・サクラ属) 

この冬一番の冷え込みを記録した月曜日。
そろそろ一番花も咲く頃か・・・と予測して踏み込んだ冬の森。
バッチリ、ぱっちり咲き始めていた白梅であります。
現代では「花見」といえば「桜」ですが、奈良時代以前には
「梅」であったとのこと。このクソ寒い季節、なぜに花見を・・・?
さぞ熱燗が進んだのでは?と考える僕は、まさに俗物丸出しであります・・・。

ウメ(梅:バラ科・サクラ属) 

言うまでもなく、日本学園の同窓会組織名は「梅窓会」です。
その名は校祖杉浦重剛先生の雅号「梅窓」にちなむもの。
先生は他に「天台道士」という雅号もお持ちでした。
生徒諸君は一号館エントランス壁面の巨大な揮毫(きごう)を
よく見るように。「天台道士」と刻まれていますよ。
「雅号」の意味は先生方に質問してくださいね。

杉浦重剛先生墓所(文京区・伝通院) 

ウメ(梅:バラ科・サクラ属) 

校内で花を咲かせた梅枝を教職員・在校生の代表者が杉浦先生の墓前に手向け、
遺徳を偲ぶ学園の伝統行事が「景迎会」(2月)であります。
杉浦先生のお墓は上の写真のように梅の古木に囲まれております。
よほど梅がお好きだったのでしょう。
「景迎会」の模様は来月レポートする予定です。お楽しみに。
「東風吹かば にほひおこせよ梅の花 主なしとて 春な忘れそ」
結びは学問の神様、菅原道真公の歌で受験生へのエールに代えさせて頂きます。

広報部会 S56卒 永澤

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