●東京都の強豪チームで構成されるT リーグ(T1/T2/T3に別れている)の
最終戦、東久留米総合高校との順位決定戦が11月17日(日)、アウェイの東久留米
総合高校のグラウンドで行われました。
我が日本学園サッカー部はT2リーグBブロックに属し、本年度の順位は4位、対す
るT2リーグAブロックに属する東久留米総合高校も順位は4位、共に4位同士との
あいだで7位8位決定戦ということになります。都立東久留米総合高校は過去に全国
高等学校サッカー選手権大会東京都代表チームとして2度出場。前身の久留米高校か
ら数えて4度出場を果たした強豪校。都立高校で唯一の校庭内に人工芝グラウンドが
あるほか、トレーニングルームなども備わっている実に恵まれた設備を有していま
す。しかし昨年の5月4日に行われたT2リーグ、同じ東久留米総合高校戦では3:
1で日本学園が勝利しています。
●さて試合は9時30分定刻どおりスタート。心地よいホイッスルが清んだ秋の青空
に響き渡り、キックオフ。開始早々から両校とも動きが良く、一進一退のゲーム運び
が続く。しかし開始35分、日学、左コーナーキックからゴールを許し先制されてし
まう。しかしここは日本学園サッカー部、4分後、今度は同じく左コーナーキックか
ら相手ディフェンスを上手くすり抜け、すかさずヘディングでボールを押し込み1:
1の同点とする。大きな拍手が会場に響きわたる。ここで前半を終了。
●後半も両校五分五分の一進一退のゲーム運びが続く。開始10分、こんどは東久留
米に追加点、1:2となる。しかしその5分後、今度は日学の強烈なシュートがネッ
トを揺さぶり2:2の同点となる。またも応援に駆けつけた大勢の運動部の仲間たち
から大きな声援と拍手が会場に響きわたります。さらに追加点が欲しい日学ですが、
なかなか攻めきれない。開始30分、今度は東久留米に追加点、2:3となる。気持
ちを入れ替えて果敢に攻める日学だが、途中東久留米の選手が倒れ担架でピッチ外
に運ばれるアクシデントもあり時間はどんどん過ぎていく。その後も攻めきれぬまま1
1時15分、ここで無常の試合終了のホイッスル。日学はT2リーグ8位に終わって
試合は終了した。
●現在T2リーグは全部で20校がひしめく激戦区です。このなかで8位の成績は
りっぱな成績であります。がんばりました。来年からは規定が変わりT2リーグは全
部で10校に絞られ、8位の日学はT2リーグ残留となるでしょう。今度は後輩たち
がT2リーグを引き継ぎ上位のT1リーグを目指すこととなります。今日の試合で3
年生の選手達はこれで日学サッカー部での公式戦を終えることになりました。
●試合後、ピッチの外で胡坐(あぐら)をかき無言のまま遠くを見つめ身体を休める
選手たち。彼らには最後の試合が不完全燃焼で終わった悔しさ、力が出し切れなかっ
た空しさと共に、皆と3年間日学のグラウンドで日々練習したこと、勝ったときも負
けたときもいつも一緒だった仲間たち、暑かった夏の遠征、そしてここまで自分達を
育ててくれたコーチ、監督。3年間の出来事が走馬灯のように頭のなかを過ぎって
いったことでしょう。
●ピッチを引き上げる選手たちをこんどは応援に来てくれた家族、サッカー部以外の
スポーツコースのクラスメート達が拍手で温かく迎えてくれています。「お疲れさま
!」とねぎらいの声を選手の皆に掛けてくれています。あちこちで肩を組んで記念写
真を撮ってもらっています。1点差で負けた実に悔しい試合でしたが、そんな重苦し
い気持ちを吹き飛ばす、純粋で温かくて、心の優しい日学の若者たちです。そして
清々しい光景です。目頭が熱くなります。日本学園スポーツコースのクラスメート達
の硬い絆(きずな)の強さを大いに感じた試合でした。日本学園サッカー部の諸君、
学園での3年間のサッカーは終わったが、長い人生はこれからスタートだ。君達のこ
れからの人生に栄光あれ。そして心に残る3年間の締めくくりを見せてくれてありが
とう。
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試合開始前の最後のミーティング。緊張感が伝わってきます。
応援に駆けつけてくれたクラスメート達との試合後の記念撮影。
3 件のコメント:
レポートおつかれさまでした。素晴らしい写真です、迫力満点!友情の絆が伝わってきます!
永澤さん、コメントありがとう。
日学サッカー部は素晴らしいチームです。大きく飛躍してほしいです。今後もサッカー部の活躍をブログを通じてレポートしていきます。
Tリーグ残り2試合の連勝は見事でした。3年生たち本当にありがとう。来年はさらに上を目指して頑張ろう。OB
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