2011年4月17日日曜日

会長所感

新学期を迎えるに当たって

梅窓会長 太田安雄(S19年卒)

このたび発生した東日本大震災により被災された皆様に心からお見舞いを申し上げますと共に、一日も早い復興をお祈り申し上げます。

突如として平和な夢は破られ、受験で多忙な学生諸君には、大変な春先であったと思います。また毎年繰り返される週刊誌の大学合格者の発表に、一喜一憂される父兄、学校関係者の皆様のご苦労は並大抵のことではないとお察し致します。最近の我が学園の進学率は、数年前に較べ格段の向上が見られますが、嘗ての学園の栄光を取り戻すには、未だ道遠しの感があります。当然のことながら他学に於いても一段の努力を欠かさないからです。それは我々が考える以上に熾烈な戦いです。学園職員諸君の一層の奮闘努力が期待されます。



明るいニュースは福島で罹災された高校生の引き受け手として、校長の英断により学園が今後授業料免除で入学を認めたことです。苦難を乗り越え明朗な誇り高い青年に育って戴きたいと祈るのみです。

学園の運動部は永い歴史を持つ部もありますが、今一つパッとしない原因について、監督、部長は真剣にその責任を考える必要があります。いずれにせよ生徒の夢を叶える責任は指導者にありとの自覚を教職員一同が共有することです。

同窓会としての梅窓会の喫緊の使命は、学園に全く関心を持たない中堅の同窓、卒業生の目を如何に学園に向けさせるかです。この人たちの協力無しでは同窓会は老人のみになり、立ち行かなくなることは明らかです。この点について会は一層の努力を惜しみません。会員諸兄のご協力を切にお願いします。

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