2014年6月23日月曜日

倶進Vol.108 冷泉家見学記

小生の母校、明治大学の校友会・杉並区地域支部(小生は幹事長で実行者)の今年度の企画で冷泉家を見学しました。一般公開は秋の4日間だけですので特別な計らいです。

当主冷泉為人氏の出迎えをいただき、高い敷居を越え、当主より冷泉家の歴史と課題等のお話を伺い、五摂家の二条家(断絶した二条家とは異なります)の案内でお部屋や行き届いた清楚な庭、藤原俊成、藤原定家直筆の国宝の書物を保管してある時雨亭文庫を外から見学しました。重要文化財でもある家屋敷に圧倒されつつ当時の生活・文化を垣間見ることができました。鎌倉初期から書物を大事に守った歴史を感じます。

入口の門の四方には、御所の北を守る神獣【玄武】

敷居が高いので、階段が設置されている。
敷居の高いのは蒸し暑い京都での当時の避暑のためとか。

清楚な庭には「右近の橘、左近の梅」。
左近の桜は時代が下がってから。

五月の節句飾り。旧暦で執り行う慣例です。

時雨亭文庫。藤原定家の「明月記」の直筆が保管されています。
二階建てのようで当時の耐火建造物。後ろは同志社大学。

この場所は神聖な場所でご当主しか入れません。
神棚や仏壇に手を合せるように、毎日手をあわせているそうです。
脇につけられた小窓1つから拝めるだけです。

S37年卒 和田英昭

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

貴重なショットですね。OBの皆さんの投稿を楽しみに拝見しています。壮年のOB