トライアスロン部 創部10周年を迎えて。
トライアスロン部 顧問 堀越和彦
■トライアスロン部の創部に至る経緯を聞かせてください。
はい、創部当時の日本学園には、現在のようなスポーツコースはなく、現在強化部となっている部活動に所属してもドロップアウトした生徒や入部したくても実力不足を感じている生徒がいました。しかし、そんな生徒たちでも「何かやりたい」という意欲に燃えていました。その頃、私も偶然にもトライアスロンという競技に挑戦していたところでした。「何かやりたいなら、部活でも作ってみるか」と提案してみたら、「よし!やろう」ということになりました。今ではその時一緒にやってくれた彼らにとても感謝しています。
中央で両腕を上げているのが顧問の堀越先生
■現在の活動内容は?
トライアスロンはシドニー五輪(2000年)からオリンピック正式種目になっているにもかかわらず、インターハイがまだ正式にはありません。私も『日本トライアスロン連合(JTU)』の学生委員としてインターハイ競技として同時期に開催されるように精一杯働きかけを行っています。ですが、あともう10年以上かかるかもしれません。一方で、JTUの運動のおかげもあり、2019年の岩手国体から青年の部に加えて少年の部も実施される可能性が出てきました。その時には本校から是非とも代表を出したいと思いますが、まだまだ全くの手探り状態です。トライアスロンのジュニア最高峰大会としてインターハイの代わりになるものが、毎年8月に行われる『ジュニアオリンピック(JOC)』です。この大会も4年前からやっと出場できるようになりました。今年からデュアスロン(ラン+バイク+ラン)のジュニア最高峰の大会(11月)にも参加する予定です。
これらの大会を目指して、日々の活動では月水土を中心に、3種目を練習しています。特に水曜日は目黒区・渋谷区トライアスロン連合の方々とのランとスイムの合同練習で、世界選手権日本代表経験者の指導も受けています。他にも檜原村合宿、鎌倉ロングライド、伊豆大島合宿など強化合宿を組んでいます。もっともっと活動を盛んにしていく計画です。
■10周年を迎えての決意を聞かせてください。
発足当時は「軟弱同好会」と言われました(笑)。10年経過してその要素は随分なくなりましたが、ひとり一人を見ると、まだまだ甘えている部員が多いです。定期的なミーティングによる相互理解と練習の記録も始めました。一人でも多くの小学生・中学生に「トライアスロンをやりたいから、にちがくを選ぶ!」と言ってもらえるような部活動を作り上げたいと思います。
■『日本トライアスロン連合(JTU)』強化クラブ指定の意義とは?
たいへん大きな意義があります。まずは、学校内でトライアスロン部として活動しているのが本校しかないことです。今後は日本学園が全国の中学校・高校の中心(学内部活動のモデルケース)となっていかなければならないし、JTUからもそれを期待されています。そのためには強化に特化するだけではなく、普及の役目も担っています。強化と普及の両立は同一のクラブではなかなか困難が多いと思いますが、その名に恥じぬよう精一杯やるだけです。
■日本学園OBへメッセージをお願いします!
いつもトライアスロン部を応援していただき、ありがとうございます!毎年夏休み中に実施しているトライアスロン初心者向けの「にちがくアクアスロン大会」に参加して下さるOBの方もいらっしゃいます。本当に有難いことです。トライアスロンは誰にでも挑戦できるスポーツです。その達成感はやってみた人にはすぐわかります。ぜひ皆さんも挑戦してみて下さい。そして一緒に練習してみませんか?
梅窓会 広報部会
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