2019年11月13日水曜日

鏑木清方 幻の [ 築地明石町 ] 特別公開←44年ぶりに発見!

日本学園の大先輩で、文化勲章受章者である鏑木清方の特別公開があるので、お知らせします。
《築地明石町》は帝国美術院賞を受賞し、清方を名実ともに日本を代表する画家のひとりに押し上げた作品でモデルとなっているのは清方夫人の女学校時代の友人であった江木ませ子。
この作品は運良く戦禍を免れ、清方の手によってしばしば展覧会に出品されていた。しかし、1972年に清方が逝去した後、翌年から3回にわたってサントリー美術館で開催された「回想の清方」シリーズの3回目(1975年)に出品されたのを最後に《築地明石町》は行方不明となり、それ以来44年もの間、見つかることはなかった。しかし今年になってから事態は急変。捜索を続けていた同館が、個人所蔵者から銀座の画商を通じて購入し、収蔵にいたった。また同館はこれと同時に、同じく所在不明だった《新富町》《浜町河岸》も購入。3作品あわせた購入額は5億4000万円だという。(美術手帖より引用)

■鏑木清方 幻の [ 築地明石町 ] 特別公開■
東京国立近代美術館 所蔵品ギャラリー第10室
11月1日(金)~12月15日(日)
開館時間:10時~17時(金曜・土曜は10時~20時)※入館は閉館30分前まで
休館日:月曜日(ただし11月4日は開館)11月5日(火)
観覧料:一般800円 他
問い合わせ:03-5777-8600(ハローダイアル8時~22時)
最寄り駅:東京メトロ東西線竹橋駅1b出口より徒歩3分

東京神田に生まれ、挿絵画家として画業をスタートさせた鏑木清方(1878-1972)は、美人画で上村松園と並び称された日本画家です。
清方の代表作として知られながら、1975(昭和50)年以来所在不明であった《築地明石町》と、あわせて三部作となる《新富町》《浜町河岸》の3点を新しく収蔵しました。これを記念し、三部作のお披露目と、所蔵の清方作品をあわせた特別展示をおこないます。
小規模ですが、重要文化財《三遊亭円朝像》や12幅対の《明治風俗十二ヶ月》など、粒よりの名作が並ぶ贅沢な展示です。


鏑木清方(かぶらき きよかた)は、東京・神田佐久間町に生まれた[1]。本名は健一[2]。元は條野(条野)姓であったが、1895年に母方の家督を継ぎ鏑木姓となった[1][2]。父は条野採菊といい、ジャーナリストでありながら[3]山々亭有人と号した幕末の人情本作家であった。13歳となる1891年(明治24年)7月、浮世絵師の系譜を引く水野年方に入門した[1][2]。翌年には家庭の事情により神田の東京英語学校をやめ、画業に専心している。(Wikipediaより引用)日本学園梅窓会 広報部会:(S45年)卒 関口直秀

※東京英語学校が日本学園(日本中学)の前身になります。

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