クラブ活動の想い出・初めての夏合宿
S43年卒 矢澤 修(ワンダーフォーゲル部OB)
私は昭和39年10月に開催されました東京オリンピックの翌年の4月、昭和40年4月に日本学園高校に入学しました。そして入学式の翌日、ワンダーフォーゲル部に入部致しました。このクラブの高校一年の夏の合宿地が青森県十和田湖まで七泊八日の日程でした。私はその頃、中学校を卒業して4カ月しかたっていません15才でしたので、まったく経験のない未知の一週間の長期旅行に、大きな戸惑いもありましたが、初めての東北地方に大きな期待を胸に出発いたしました。
昭和40年当時は、新幹線は一年前に全線開通した東京駅から神戸駅までの東海道線のみの時代です。当然のことながら、上野駅から青森県の青森駅まではローカル電車でしたので、今から考えますと、とても時間的にはのんびりした長閑な旅行でした。青森駅までどのくらい時間がかかったのかは覚えておりません。でも、そんなこといったって夏の合宿です。奥入瀬渓流を肩にくい込む大きなキスリングをかついで、40km近くも黙々と本格的に歩いておりました体験は苦しく、辛いことでしたが、若き日の貴重な想い出として、今でも脳裡に深く、鮮明に記憶しております。奥入瀬川の風景画を見ますと、なつかしさで涙がこぼれ落ちそうであります。
私の青春は、この十和田湖合宿からはじまったと思っております。そして、このクラブで一生涯の友人を何人も得ることができ、それはワンダーフォーゲル部の精神である自然に親しむ以上に大きな大きな収穫でした。若き血潮の予科練の、という歌もありますが、あの当時、10代後半に流した汗は、ほんとうに後に血となり、肉となっており、このような有意義な高校時代を過ごさせて頂きました母校に深く感謝する次第でございます。ありがとうございました。
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