さて、カメラを手に久しぶりの日学砂漠を見渡してまず驚いたのが、あの日から30年の風雪に耐えてきたプラタナスの成長ぶり。在学中も大きな樹だなぁ、と思って見上げたものですが、今では息をのむほどの巨大化を遂げていました。生徒諸君の姿と比べてください。その大きさがお分かりになるはずです。日本学園にはシンボルと呼べる巨木が多々ありますが、このプラタナスはグラウンドを疾駆するスポーツマンたちをずっと見守ってきた、いわば寡黙な監督のような存在かもしれませんね。冬の日学砂漠にしっかりと根を下ろし、枝を天空に広げるプラタナス。その足元では砂塵をものともせずに走る生徒たちの逞しい姿がありました。
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