2010年12月28日火曜日

「漢の花園」Vol.7師走

いや~久しぶりの元祖「漢の花園」であります。
この秋はANNEXに情熱を注いだこともあり、当コーナーも既に3年は続いている
ような気がしていましたが、まだ1年もたっていないことに気が付き、
そうだ、新春は梅、春には桜、今年の初夏に紹介できなかった
花もたくさんあったゾ・・・などなど、不肖の後輩が勝手気ままに
送りつける情報をアップしてくださる管理人・風間先輩の
ご苦労などそっちのけで、来年への想いを馳せているのであります。
風間先輩、来年こそは自分でアップできるように勉強いたします!

タマサンゴ(玉珊瑚:ナス科) 
ブラジル原産の常緑の低木です。観賞用として庭などに植えられたものが 
野生化したそうです。日本学園のキャンパスでも、一号館正面左手の植え込み、
学生食堂正面右手の通路わきなどに自生しています。このタマサンゴ、
その名の通り花よりも果実を観賞する植物ですが、ナス科というだけあって、
その花は9月に紹介したナスの花そのもの。ただし、色は白であります。
別名フユサンゴ、リュウノタマとも呼ばれます。なんとも可愛い植物ですね。

野菊の仲間(キク科) 
菊は皇室の紋章でもあります。その由来は鎌倉時代の始め、 
後鳥羽上皇が菊花のデザインを好み、「菊紋」を天皇家の家紋としたことに
始まるそうです。それほど菊と日本の関わりは古いわけですが、
菊の仲間は日本だけでも自生種で約350、帰化種で約150、
世界には約20,000種もあるとのこと。従って、この野菊の種類も判然と
しないのであります。この野菊、一号館テニスコートに面したヒマラヤスギの
根元や体育館前の広場で花を付けています。小さな株に花を咲かせていますので、
生徒諸君はうっかり踏みつけないように注意してくださいね。

ユズ(柚子:ミカン科) 
今年の冬至は12月21日あたりだったそうです。冬至に柚子を入れた 
柚子湯につかると、よく温まって風邪をひかない、などと申します。
風邪をひかないだけでなく、柚子はお鍋やお酒、料理のアクセントに、
欠かせない冬の食材でもあります。この柚子、写真では一号館を
背景に入れたいばかりに、寂しく実っているように見えますが、
実はかなり大きな木でありまして、実も鈴生り状態であります。
23区広しと言えども、校内に柚子が実る学園はほとんどないでしょう。
学園産の柚子を効かせたお湯割り焼酎で一杯やりたいものです。

キンカン(金柑:ミカン科) 
見よ、この見事な実りを!というわけで「漢の花園」2010年の大トリは 
キンカンであります。戦国マニアの自分としては、キンカンで思い浮かぶのは、
織田信長と明智光秀。信長が光秀を「この、キンカン頭めがっ!」と、
四六時中、面罵罵倒しており、自尊心を傷つけられていた秀才、
光秀の恨み頂点に達して本能寺の変に至った、という次第。
嘘か誠か分かりませんが、信長がたとえた「キンカン頭」とは、
いったいどんなデザインの頭だったのか、興味はつきません。
そこで私も信長に習い、今年最後の雄たけびで締めます。
「柚子と金柑がたわわに実る、こんな学園、他にあるかっ!!」

みなさま、よいお年をお迎えください!

広報部会 S56卒 永澤

3 件のコメント:

事務長 さんのコメント...

 花の美しさ、その後に付ける実の美しさ、凛とした寒さの中で草木はこの学園で育っています。
 本学園もこのような教育でしょうか。寒さの中でも受験勉強やクラブ活動にこの年の瀬を頑張っています。
 今日もテニス部、野球部、トライアスロン部、バスケット部そして競走部が元気一杯動き回っています。
 来年もいい成績を残してもらいたいとこの年の瀬、梅窓会ブログを見ながら明日への希望を持ち続けています。

S56永澤 さんのコメント...

寒風にも負けずに練習に励む生徒たちの姿。彼らは本当に元気です。来年は今年以上に、うれしいニュースが目白押しの日本学園になることでしょう。ちなみに「よいお年を」と書きましたが、梅窓会ブログ2010は最後まで写真・情報が目白押しです。仕事を納めた後も、チャンネルはそのままで。

S37卒 風間 さんのコメント...

事務長さん
コメントありがとうございました。
この学園にこれほどまで様々な草木があったとは驚くばかり。
自然溢れる学園を鋭いカメラアイで捉え解説する広報部会カメラマンの休みない追及に脱帽です。