日本学園の正門を入ると巨大な2本のクスノキが緑の天蓋となって生徒や来校者を迎えます。このクスノキは新宿・淀橋校舎から松原校舎へ移転(昭和11年)する際に移植されたもので、その頂点は一号館三階を超えており、2本だけでトトロの森のような包容力を感じることができます。このクスノキで毎年子育てをするカラスのヒナが今年も巣立ちのときを迎えました!
親から口移しで餌をもらう子ガラスたち。
巣立ちは数週間前のこと。中等部の生徒たちが「あ、あそこにいるぞ!」と声を掛け合い、親子のカラスを観察していましたが、鬱蒼とした枝や葉に視界を遮られて撮影できませんでした。しかし、今週の火曜日に偶然にも低い枝に止まった瞬間を撮影することに成功しました!
あどけなさの残る子ガラス兄弟。親を追って学園の森を飛び回っています。
子ガラスは毎年この巣で生まれ育ちます。(2010年撮影)
都会では嫌われ者のカラスですが、日本では古来から吉兆を示す鳥であり、神武天皇の東征のとき、3本足の「
八咫烏(やたがらす)」が松明を掲げて導いたいう神話があります。「咫(あた)」は円周の単位0.8尺であり、径1尺の円の円周を4咫としたそうです。すると日本学園の校章「八咫鏡(やたの鏡)は直径2尺(約46cm)の円鏡ということになります。「
八咫烏」も46cmの大きなカラスだったのでしょうか?
母校にとってカラスは「咫」で繋がる縁起の良い鳥。そっと見守ってあげましょう。
八咫鏡(やたの鏡)はこちら!
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E5%92%AB%E9%8F%A1
梅窓会 広報部会
1 件のコメント:
そうすると、1号館玄関の校章は46cmなのでしょうか・・
だとしたらすごいですね!
コメントを投稿