著者の東海大学名誉教授・上松佑二先生は今井博士の教え子であり、2009年11月に世田谷区の文化遺産を研究されているグループのみなさんと共に本学へも来校されています。同研究書は今井博士の思想と生涯の全体像を追求した、作家・今井兼次論の決定版。今井博士に関する作家論・著作集は、このほかにも数多く出版されています。ネットでの購入も可能。高額な書籍ではありますが、ご興味があるOB諸兄、建築・芸術系学部を目指す在校生諸君は一読されることをお勧めします。
日本近代建築の結節点に立つ建築家・今井兼次の生涯を4期に分けて論じ、その思想とキリスト教精神の背景に至るまでを論述する。近代建築において独自の道を歩み、豊かな精神を持つ今井の全体像を建築家としてのみならず、画家として、教育者として、著述家として、とりわけ人間として包括的に論じた建築的意味をもつ作家論。
上松佑二 著・A5判上製函入・本文590頁・挿図カラー80点・モノクロ336点
価格/¥17.325(税込)
昭和11年・竣工時の日本学園一号館
【著者:上松佑二氏・略歴】
1942年 長野市出身。
1974年‐1997年 早稲田大学大学院理工学研究科講師。
1977年‐1979年 アレクサンダーiti・フォン・フンボルト財団研究員
ミュンヘン大学美術史研究所。
1982年‐1987年 東海大学工学部建築学科助教授。
1987年 「建築空間論に関する研究」で日本建築学会賞受賞。
1987年‐2008年 東海大学大学院及び工学部建築学科教授。
2008年 東海大学名誉教授
2009年11月・一号館訪問記事はこちら!
http://baisoukai.blogspot.jp/2010/07/blog-post_09.html
2012年9月・多摩美大美術館「今井兼次の世界Ⅳ」レポートはこちら!
http://baisoukai.blogspot.jp/2012/09/blog-post_26.html
梅窓会 広報部会
0 件のコメント:
コメントを投稿