2014年2月28日金曜日

倶進Vol.96~オーディオフェスタ・イン・ナゴヤ開催報告

昨年夏にオーディオ機器メーカー『フィデリティゲート株式会社』を立ち上げた関口直秀氏(S45年卒業・電気技術研究部OB)の試作品が『第31回オーディオフェスタ・イン・ナゴヤ2014』(2月14日~16日・名古屋国際会議場)に参考出品され、大きな話題を呼びました。  関口氏から開催報告が寄せられましたので紹介いたします。   梅窓会 広報部会



オーディオフェスタ・イン・ナゴヤ2014の結果は、金メダル級の大成功でした。同じブース内を6社でシェアして時間割で12回プレゼンしたのですが、圧倒的なパフォーマンスと次元の違いで、私たちのプレゼン時間中は、呼び込みなどしなくても、音を出しているだけで人がつぎつぎに来場し、16ある試聴席のほかに立ち見までいっぱいになり、目を閉じて聴き入っている聴衆が多かったです。プレゼン終了後には、こんな音は、今までに聴いたことが無い音だ・・・とか、中には、質問される方もいて30分以上に及ぶ説明が何度もありました。


試聴時間割を確認して2度も試聴に来られる方もいましたし、2階のフロアでは一番よい音が鳴っているだけでなく、「音楽そのものが鳴っているのは凄いことだ。」こんな音は初めて聴いたと褒めていただきました。 隣で展示していたブースのスタッフも噂を聞きつけたらしく、会場の最終日終了後には、私の持ち込んだ機材を確認したり、スピーカーの内部まで覗き込んでフィールドスピーカー(励磁=電磁石)であることを確認していました。今回のオーディオフェスタで励磁スピーカーを持ち込んでいたオーディオメーカーは私を除き1社もありません。今回の聴衆の反応から励磁スピーカーの潜在マーケットは確実に存在すると確信しました。 



初日の準備を、同室にいた他の業者がそれぞれセットアップしていたのですが私が音を出した瞬間に、「今、音が変わりましたよね!いったい何をつかっているのですか?」と質問されました。一番の違いは60年以上前に製造された励磁スピーカー(電磁石を使用した、戦前のドイツのラジオ用スピーカー?)と私のスピーカーケーブルの組み合わせで、現在の各社で鳴らしているシステムとは、方式が違うので、なぜ、生々しい音が出るのか理解できないようでした。見た目は鉄板プレスの錆びた貧相な粗大ごみ置き場から拾ってきたようなスピーカーだからです。それが100万円を超えるスピーカーを凌駕しているのですから、驚くのも無理はありません。 



当日の夜には、「作りかけのスピーカーをなんで展示しているのか?」という書き込みが「2ちゃんねる」にされていました。様々な人たちが、私の持ち込んだ機材を確認して写真を撮っていましたが、本当の秘密は、私のスピーカーケーブルにあるのです。2日目は、名古屋のオーディオクラブ(100名以上のマニアが会員)の会長も聴きに来ていて、音の評価は、「良い音をしているだけでなく、音楽が鳴っていて素晴らしい」との評価をいただき、オーディオクラブでの試聴会にも呼んでくれるそうです。 

フィデリティゲート株式会社 
代表取締役 関口直秀(S45年卒)

【会社紹介】
・社名:フィデリティゲート株式会社
・設立:2013年6月21日
・本社:試聴室:群馬県利根郡昭和村
・事業内容:オーディオ機器の企画・製造・販売
       (主としてスピーカーケーブルと励磁スピーカー)

*製品に関するお問い合わせは写真のカタログ記載の連絡先まで。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

素晴らしい成果ですね。おめでとうございます!卒業された先輩方が様々な功績をあげていらっしゃることを後輩たちにもっともっと伝えてあげてください。特に会社を立ち上げるのはなかなか大変だったのではないでしょうか。そのときにどんなきっかけがあって実現できたのか、ご家族は、収入は、など私がお伺いしたいくらいです。更なるご成功をお祈りしております。保護者より