桂林への旅
S28年卒 米田利民
7月11日~15日、中国の桂林へのパック旅行に出かけた。一行は12名、男性4名(夫婦が3組)。事前に調べた天気予報は「毎日雨」であり心配していたが、毎日が薄曇り一時通り雨で助かった。日本からの添乗員はなし。現地ガイドの白という桂林出身の好青年が満点に近いケアをしてくれた。
明月峰からの桂林市の眺め
11日、午後5時過ぎに全日空で成田から広州に入り1泊。12日、南方航空で桂林に入る。カルスト地形の桂林には多くの鍾乳洞があり、そのうちのひとつを見学。ついで七星公園に行き駱駝の形をした駱駝山を見たり、高さ90メートルの明月峰に登り桂林市の全景を眺める。夜はオプションの「両江四湖」というナイトクルーズに参加(1時間)。漓江と桃花江に挟まれた宝賢湖など4つの湖を船で巡航し、イルミネーションに映えるいろいろな閣・橋・門を見学、その間を縫って鵜飼のショー、川岸での少数民族の踊りを楽しむ。
ヤオ族の女性の髪形
13日、今日は棚田を見に行く。桂林は広西チワン族自治区にある。バスで2時間、龍勝に行きそれから先は棚田へのシャトルバスに乗り換える。途中少数民族ヤオ族の村に立ち寄り女性の髪形に注目。ヤオ族の女性は18歳で髪を切りそれを鬘のようにして髪形を整える。川の水でしか髪を洗わないので髪は黒々としている。昼食はチワン族の珍しい竹筒ご飯を食べる。石の階段を約500メートル登り龍背という頂上に至り棚田(中国語では梯田という)に目を見張る。田植えの緑と稲刈り前の黄金色の時が絶景であると。
竹筒ご飯
盛装したチワン族の女性、背景は棚田
14日、旅のハイライト、漓江下り。バスで竹江(チクコウ)という所へ行き、船に乗る。2階は外国人が主に座り、1階は中国人。中国の人の中には早速トランプをする人がいる。要所々々で白さんが景色の説明をしてくれる。既に名前がついた岩山もあるが、自分の想像力を働かせて何に似ているか考えるとよいと。サントリーのCMに出て来た風景や中国の20元札の裏面に書かれたものなど。昼近くヴァイキングの昼食。特別追加メニューを頼んだ人のための小さな「出前船」が料理を届けにくる。4時間半のクルーズを終え、陽朔という所で船から陸へ。沢山の店が並ぶ。西街という。少数民族の村を再現した公園をボートに乗って散策。これで今回の観光は終了。義理ショッピングが2つあり夕食後午後11時の便で桂林から広州へ。ホテルに着いたのが深夜。明朝は早立ちゆえ辛かった。
漓江下りの絶景、中国の20元(約260円)の紙幣の裏の風景?
15日、午後3時前、成田に無事到着。桂林は市内に40万本ともいわれるキンモクセイの木が植えられているために名づけられたもの。中国語では桂花がキンモクセイを指す。桂花を利用したお茶や、お酒を売っている。帰国後調べたところキンモクセイは雌雄別株であるが日本のキンモクセイはすべて雄だそうである。
0 件のコメント:
コメントを投稿