続いて始まった世田谷大会も決勝戦は対駒沢高校戦となった。実は昨年も決勝戦は駒沢高校との対戦でした。8支部大会で駒沢高校に勝利し世田谷大会も優勝と乗り込んだが、見事にウツチャリをくらい負けてしまいました。今年こそ去年の二の舞はしないぞと言う気迫で試合が始まりましたが、1Q 16-15、2Q 28-27と1点差で接戦となり駒沢高校が日学対策を研究しているのがよく解りました。駒沢高校は常時都内9位から16位ぐらいにランクされる有力校です。
ハーフタイムで応援仲間とこれは昨年の二の舞もあるかも知れないと話合っていると、昭和36年卒のバスケ部OBの斎藤氏が離れた席からトコトコとやって来て、この試合第3Qから日学が圧倒的にリードしますよと言って又トコトコと自分の席に帰っていきました。斉藤氏は背は低いがファイターで鳴らしたバスケツトマンで日学バスケ部の強力な応援者の一人です。ナント、その予言通り第3Qは65-31と日本学園高校の一方的なゲームとなりました。ベンチ入り選手をフルに使いチーム力作りの作戦をしたので試合は87-53で終了し優勝しました。
この試合の第3Qの得点は37-4と日学バスケ部にとって記念すべき試合実績でした。実力校の駒沢高校をキリキリ舞いさせた日学バスケ部の力は全国大会に出場、活躍を予見させるものと確信しています。これから新人戦が始まり、関東大会、インターハイ予選と展開していきます。日学のバスケ部は今や東京の高校のバスケ部の中でいままで以上に注目されています。皆様の応援を期待しております。
他の先進国はスポーツ関連の金額を増加してかつては、ほぼ同額で並んでいた野球、ゴルフ、テニス等の選手の報酬金額も大きな差があります。ここ数年でアメリカのスポーツ関連金額は2.5倍に増加していますが日本は20%減少しているそうです。これではいかんと景気低迷下でも企業のスポーツ予算も増額の方向に向っています。そして2つのリーグに分かれていたバスケツトの団体も国際バスケツト連盟の勧告により一本化され「Bリーグ」として発足、サッカーのJリーグとほぼ同じ運営形態で9月22日からリーグ戦が東京・代々木競技場で開幕しました。Jリーグ発足後の現在のサツカーの発展、躍進を見れば、所詮バスケはマイナーだからなどと言っていては世界の動向から取り残されてしまいます。数年後には日学卒の人気Bリーガーが活躍しているかもしれません。
2020年夏季五輪は東京に決定し日本で2回目の開催になります。スポーツの在り方も従来とは違い、世界のスポーツ現況を踏まえて、サツカー、ゴルフ、そして錦織というスターが出て来たテニスの例を見るように野球だけでなくスポーツ人気も分散拡大され各家庭、職場、地域に於いてより深く、身近になっていくと思います。日学はスポーツ選手養成高校ではありません。文武両道を目指している伝統校です。一つの例として箱根駅伝やリオ・オリンピックで金メダルを獲得した水泳の萩野公介選手で有名な東洋大学について述べますと2008年ごろは偏差値40位の大学でしたが近年は55ぐらいで法政大学のレベルに近づいているそうです。まさに我々日本学園高校スポーツ応援会が目指していることを東洋大学では実現しています。
この二つの大会で特に感じたことは駒場東邦高校の頑張りです。日学同様「文武」に力をいれているということを痛切に感じました。駒場東邦が「武」のレベルで日学レベルに近くなるとき、日学の「文」のレベルは駒場東邦のレベルに限りなく近くなり、そして超えていく「文武」の日学にしたい。先ず理屈でなく目の前の出来ることから始めていき、生徒諸君が日学に入学して良かったと思っていただき、また何年、いや数十年かしたら日本学園高校に戻り後輩の面倒を見てもらいたい。もちろんそのころは我々は空の上に居りますが。
日学スポーツ応援会 浦山景次(昭和33年卒)
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