6日目(5月27日)ホテルからバスで大聖堂に向かう。オブラドイロ広場へ。広場に巡礼の道の終着点が埋め込まれている。巡礼者はこれにタッチしてから巡礼手帳にスタンプを押す事務所に行き、大聖堂に入りSantiagoの像に抱擁すれば巡礼はめでたく完結。巡礼を無事終えた人には「En Hora Buena」(エンオーラブエナ =英、In Good Hour 巡礼完結おめでとう)と声をかける。
広場に面した大聖堂(カテドラル)に入りミサの始まりを待つ。大勢の人。 ミサの後に信者の方は司祭より(キリストの身体のしるしである)パンと赤葡萄酒をいただく。 次が(観光客にとっては)呼び物の大香炉のふるまい。 大きな香炉が祭壇の前を綱にぶらさげられ、左右に大きく揺れてお香のかおりと煙のご接待が行われる。
大聖堂がよく見える小高い公園より。「歓喜の丘」から見えた3つの塔はこれです
7日目(5月28日)Santiago de Compostela ともお別れ。バスで約6時間かけて大学の街、サラマンカへ。 この辺は高速道路があまり整備されていないので、距離の割には時間がかかる。サラマンカには13世紀欧州では3番目に古い大学ができた。ローマ時代の道「銀の道」の中継地としても栄えた街。 マドリッド、南部スペインからSantiagoへ行く「巡礼の道」でもある。スペインで一番美しいとされるマヨール広場。 この広場の四方には王、貴族、偉人の顔の肖像が飾られている。3時間足らずでマドリッドに到着、市の北にあるチャマルティン駅に隣接するホテルに宿泊。
サラマンカ、マヨール広場
5月29日は午前中がフリーであったので、プラド美術館へ行き「ラス・メニーナス」などに再会しました。 午後3時過ぎの便でDubai経由、5月30日の午後5時半、成田に着きました。東京は前々日梅雨入り宣言があったそうです。
マヨール広場のセルバンテスの像
今年は支倉常長が国交を開くべく、メキシコ経由スペインを訪問してから400年です。 6月10日の夕刊を見ると皇太子が日本・スペイン国交400年を記念しての旅行に出発されたそうです。 スペインでは天皇・皇后とゆかりの深いサラマンカなど5都市を訪問されるとのことです。
最後にスペイン語について: 意外と知られていないが、スペインには公用語が4つある。カスティリャ語が国語スペイン語で、バルセロナを中心としたカタロニア語(少しフランス語に近い)、バスク地方のバスク語(印欧語と全然違う言葉)、そしてポルトガル語に非常に近い北西部で話されているガリシア語。 カスティリャ語でない言葉が話されている地方では掲示・道路標識などは、カスティリャ語とその地方の言葉との併記が必要である。バスク地方では地名さえ全然異なる場合がある。ちなみにバスク語のことはバスク語で「Euskera」と言う(略号:EU)。
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