2012年11月9日金曜日

近代日本画の巨匠「鏑木清方」特別展 開催中

鎌倉市鏑木清方記念美術館で日本学園の前身「東京英語学校」出身の近代日本画の巨匠鏑木清方(かぶらき きよかた)の特別展「清方描く 江戸の残り香」11月3日(土)~12月9日(日)まで開催されております。

特別展では、江戸の女性に取材した作品を中心に、文化勲章受章にいたるまでの画業が紹介されております。清方は、明治初期の東京に生まれ、わずか14歳で浮世絵系統の水野年方に入門し、「東京英語学校」に通いながら絵の修行をしている。「東京英語学校」に入学したのも絵のすこぶる上手い横山大観(同じく日本学園の前身「東京英語学校」出身)がいたからだという逸話もあるようです。10代後半で挿絵画家として頭角を現し、自分がこよなく愛した東京の下町風俗や当
世風の美人を終生描き続け近代日本画を代表する画家になります。

本展覧会では、新たに寄贈された清方が受章した文化勲章や、作品資料も初公開されるそうです。美術館は晩年を過ごした鎌倉雪ノ下の自宅跡に建てられており、鎌倉駅前の賑やかな小町通り中ほどを左に曲がった至極足の便の良いところにあります。晩秋の鎌倉江ノ島散策を計画しているOB、学園関係者の方はぜひルートに加えて訪れて見てはいかがでしょうか。(月曜日休館。観覧料300円)。

鏑木清方:日本画家 本名健一。1878年(明治11年)~1972年(昭和47年)。帝國美術院会員。帝室技芸員。文化勲章受賞。

代表作の「秋の夜」の一部分

特別展のパンフレット 

美術館詳細地図 


鏑木清方については下記をクリック
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%8F%91%E6%9C%A8%E6%B8%85%E6%96%B9

鎌倉市鏑木清方記念美術館のホームページはこちら
http://www.kamakura-arts.or.jp/kaburaki/


梅窓会 広報部会 44年卒 中村

1 件のコメント:

広報部会 中村 さんのコメント...

画家で作家の赤瀬川原平氏(あかせがわ・げんぺい)が「個人美術館ものがたり」の中でこの鏑木清方の美術館訪問記を書いています。アクセスしてみてください。面白いです。アドレスは下記。http://wedge.ismedia.jp/articles/-/492