佐藤正和(H3年卒 彫刻家名:佐藤正和重孝)氏は幼少時からカブト虫などの昆虫に興味をもたれ、結婚前までは自宅で多数飼育されていました。東京芸術大学へ進まれてからも昆虫をモチーフとした石の彫刻は多岐にわたっています。その昆虫の大型彫刻やスケッチが多数展示されました。
4年前までは卒業生3人と伴に大谷石の元米蔵のスタジオ「蔵」での制作活動は、材料の石の移動など助け合いで行ってきたことがNHKテレビでも紹介されました。
現在佐藤氏は自然豊かな山梨県に転居し、芸術活動に打ちこまれています。作品の主な素材が石ということもあり、ひとりで制作を行うのは、素材の移動など、様々な苦労があるそうです。また、山梨での制作活動に加えて週に1日、文化学園大学の講師として教壇にも立たれています。
H3年卒・佐藤正和重孝氏
独創的な作品が展示されたギャラリー
「ヨフィリア女神」
今回メインとなる作品は、完成まで約2年を費やした「ヨフィリア女神」。
その他にも巨大な昆虫の彫刻やスケッチなどが多数展示されました。
佐藤氏の作品は東京芸術大学の修了制作美術館買上賞として大学構内に設置されている他、平成15年には滋賀県栗東市で行われた「きらら野外彫刻コンペティション2003」で大賞を受賞。多摩動物公園・昆虫生態園に「パプアキンイロクワガタ」など4体の彫刻が展示されています。
梅窓会副会長 S34卒 宮原
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