2013年3月31日日曜日

「漢の花園」Vol.34弥生

この季節、三寒四温と申しますが、今年の春は八寒十温といった状況で、夏日があるかと思えば厳しい寒の戻りもあり、体調を崩されたOB・学園関係者も多いと聞きます。同期のJなどは、そこに大量の花粉による波状攻撃が加わり、暑いは寒いはモウロウとするわで仕事にも支障をきたす有様。しかし、硬式野球部の応援に命をかけるJは、試合日ともなれば、花粉の一大発散地として泣く子も黙る秋川の東海大菅生高校グラウンドへ突入!主に生理的理由による泣きの涙で選手たちに声援を贈るのでありました!これぞOBの鏡!その甲斐あって試合は連戦連勝!いよいよ明日、神宮への出陣と相なったのであります!よかったなJ!神宮が秋川でなくて・・・

 ユスラウメ(梅桃:バラ科) 
「梅」の名前が付いていますがバラ科サクラ属の果樹です。なるほど、花も桜に似ていますね。サクランボに似た真っ赤な実をつけます。このユスラウメ、上のグラウンドへ登る土手際に横一列に複数の株があり、土手下のユキヤナギの花と相まって、白い花の大群落を作っています。花の季節が終わり次第、葉も枝もグラウンドの砂塵にまみれてしまいます。ちょっと可愛そうなポジションにある樹木です。

*ユスラウメの実はこちら!
http://baisoukai.blogspot.jp/2012/06/vol25.html

コブシ(辛夷:モクレン科) 
「コブシ」といえば演歌「北国の春」であります。それほどコブシは他の花に先駆けて早春に咲く、春の訪れを告げる花でもあります。しかし、このコブシを撮影したのは3/19中学校・卒業式の日でありまして”他の花に先駆けて”というほど早い時期でもありません。調べた結果、桜より早く咲くから、というのが理由のようです。こぶしの名前はつぼみが子供の”こぶし”に似ているからだとのことでした。

テルテモモ(照手桃:バラ科) 
箒桃(ホウキモモ)と呼んだ方が分かりやすいかもしれません。観賞用のハナモモ(中国原産)の枝を横ではなく縦に伸びるように改良した品種です。改良を行ったのは日本の研究機関だそうです。ここからは推測ですが、そのウラには「ヨコよりタテに成長した方がスペース効率が良い」という、いかにも日本らしい発想があったような気がいたします。ヨコでもタテでも美しいことに変わりはないのですが・・・

ホトケノザ(仏の座:シソ科) 
今月は白系の花が続きますので、最後はピンク系のホトケノザを紹介しましょう。「春の七草」のひとつにホトケノザがありますが、これは本種のことではなく「コオニタビラコ」というキク科の草のこと。本種は食用にはなりませんのでご注意ください、という情報をウィキペディアで読んだときは驚きました・・・。何を隠そう、僕自身も本種が「春の七草ホトケノザ」だとばかり信じていたからです。あな恐ろしや・・・

2012年3月紹介の草花はこちら!
http://baisoukai.blogspot.jp/2012/03/vol22.html

2010年3月紹介の草花はこちら!
http://baisoukai.blogspot.jp/2011/03/vol10.html

広報部会 S56卒 永澤

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