皆様、明けましておめでとうございます。本年も「日本学園梅窓会ブログ」をよろしくお願いいたします。
ところでお正月といえば「寅さんシリーズ」に代表されるようにお正月映画と相場は決まっております。今年の日本映画では「SPACE BATTLESHIP ヤマト」、「武士の家計簿」、「最後の忠臣蔵」など見ごたえある映画が目白押しです。
さて早速本題に入りたいと思います。皆さんは日本学園校祖である「杉浦重剛先生」の劇映画が大手の映画会社で作られ東京で上映されていたのをご存知でしょうか。資料を調べてみますと今から80年ほど前の昭和4年05月24日(1929年)に映画は公開されており、タイトルは「杉浦重剛先生」。製作は京都日活太秦で上映時間8巻、白黒、無声映画(当然活動弁士をいれたのでしょう)。原作:野呂瀬芳雄、脚本:清水竜之介、監督:三枝源次郎、撮影:気賀靖吾、出演:山本嘉一、菊池良子、小杉勇、東勇路となっており当時の第一線で活躍した方々によって作られております。
封切り館は1,800人を収容する当時としては実に大きな4階建ての映画館、浅草の「富士館」(1908年開業 – 1973 閉館。戦後に浅草日活劇場と名称を変更)。
杉浦先生は大正13年2月13日(1924年)に多くの方に惜しまれお亡くなりになられましたので、先生没後5年で上映されたことになります。いかに先生が世の中で慕われていたかが、お解かりいただけたかと思います。・・・・どんなパンフレットが刷られたのでしょうか、どれほどの方が見られたのでしょうか、どんな内容の映画だったのでしょうか、映画を見た人の感想はどうだったのでしょうか、当時の日本中学校の生徒は授業の一環として浅草まで見に行ったのでしょうか、そして映画は先生の何を伝えたかったのでしょうか・・・などなど遠い昔に上映された「杉浦重剛先生」の映画に想いを馳せるのは私だけでしょうか。残念ながらフィルムの存在を文化庁のフィルムセンター(日本映画の誕生から今日までを総合的に網羅している機関)に問い合わせましたが無いようです。もし日本のどこかにあれば、ぜひとも学園の講堂で在校生やOBを交えで上映して、杉浦先生の偉業を改めて振返って見られたらと思います。
映画館が立ち並ぶ当時の浅草六区の歓楽街(富士館の幟旗も見えます)
校祖杉浦重剛先生
広報部会 S44卒 中村
4 件のコメント:
さすが中村さん!仕事柄とはいえよく発掘いたしましたねぇ。脱帽です。1回劇映画を見たいものですね。
今日は1月4日ですが、サッカー部の部員が
玄関前を丁寧に掃除をしていました。
柔道部も長野県篠ノ井校の生徒とともに本学園での合宿に入りました。
陸上部、テニス部も朝から活動しています。
今年は運動部においに期待できそうです。
事務長様
ありがとうございます。125年の歴史がある日本学園です。まだまだ沢山あると思います。丹念に調べブログにて発表したいと思います。それと在学生のスポーツの活動も素晴らしい成績を上げており広報部会では大いに注目しております。本年はなるべく会場までカメラとペンを持ってスピーディにレポートしたいと皆で話しております。
あけましておめでとうございます。さすが中村先輩、125年の歴史があるからこそ、ネタは無尽蔵ですね。元日に学園風景の写真を撮りに学園へ赴きましたが、そこで偶然にも年賀状を取りにこられた和田事務長とお会いし、新年の清新かつ静かな学園をカメラにおさめることができました。その際、静かな校内を散策しながら事務長より貴重な歴史逸話ネタを頂きましたので、これも後日、報告したいと考えております。
永澤さん
あけましておめでとうございます。
元旦からの撮影ご苦労様です。
125年もの歴史をもつ伝統校は、日本にはそうは無く、我々の誇りです。皆さんにも掘起こしていただければ嬉しい限りです。沢山あるはずです。和田事務長から良い情報を入手とのこと、レポートをお待ちしています。
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